五輪と比べて「アジア競技大会」の注目度が低すぎでは? これまで日本人4選手が受賞した「MVP」に輝くのは誰か 「北島康介」「池江璃花子」よりも早くMVPを獲得した「日本人スプリンター」とは
体操で初のMVPなるか
その他の受賞者は、競泳の朴泰桓(韓国)、バドミントンの林丹(中国)、競泳の覃海洋、張雨霏(中国)。7回中5回を競泳選手が占めている。「個人で複数の金メダルを獲得できる個人種目が有利」という傾向は明らかだ。
そうした観点から、今大会のMVP候補を挙げてみようと思い、まず歴史を振り返ってみると不思議なことに気がついた。過去の受賞者の中に体操選手がいないのだ。
オリンピックで複数のメダルを獲っている選手が多いのは体操競技。日本選手の歴代金メダル獲得ランキングを見れば、1位から5位までを体操選手が占めている。個人、団体のほか、種目別のメダルも狙えるからだ。
ところが、過去のアジア競技大会MVPにはひとりも選ばれていない。ならば今回、その可能性はないのか。出場選手を確認すると、日本男子体操チームには、橋本大輝と岡慎之助の名前があった。これは期待ができそうである。
というのも橋本は、東京五輪で個人総合と種目別鉄棒の2冠に輝き、団体では銀メダルを獲得。世界選手権では内村航平以来の3連覇を果たしている。岡はパリ五輪で個人総合、団体、種目別鉄棒で金メダルを獲得、平行棒で銅メダルも獲った。この二人が体操界で初のMVPを獲る可能性は大いにあるだろう。
競泳でMVP最右翼は松下知之だろうか。先のパンパシフィック水泳選手権、200メートルと400メートルの個人メドレーに優勝。アジア競技大会ではバタフライにも出場予定だから、3個以上のメダル獲得ができれば有力候補になるだろう。
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