たるみ・ほうれい線が消える小顔マッサージ(2) セルフケア術を初公開

ドクター新潮 健康 整体

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 今回のテーマは、40~60分3万円(税別)の施術の効能をキープするセルフケア法の伝授だ。CHIDOさんの施術の一部から派生したもので、全体で5分程度のもの。詳しくは掲載の写真と解説を参照頂きたい。それをマスターしたEさん(32)=術前・術後写真(1)=曰く、

「セルフケアをするとしないとでは施術のキープ力が違います。重力で下に落ちようとする顔の肉を保つことができている感じがしますよ。頬など自分が気になる部分の肉がぐーっと移動する感じがし、ケアしていて気持ちがいいんです」

 EさんがCHIDOさんと出会ったのは10年前。

「ご覧のように、私は顔がベース型で頬骨が目立ち、ごつごつとした印象になってしまうのが悩みでした。走って痩せようとしたこともあるのですが、顔だけはどうしても痩せなくて、体が痩せた分かえって大きく見えてしまったり。でも施術を受けると顔が少しずつ卵型に変わり、今まで前髪で隠していたフェイスラインもオールバックで思い切って出した方がスッキリ見えるくらいになりました。お正月に実家に帰ると祖母が“優しい顔になったね、キレイになったね”などと言ってくれるようになりました。久しぶりに会う人は変化に気づくんだと思います。あとは肌も艶が出て、褒められる機会が増えました」

 肉に埋もれて目が奥まって見えるのも大きな悩みのひとつだったEさん。

「だから、化粧で目を大きく見せたくてアイメイクに1時間くらいかけていたんです。でも今は顔がすっきりした分、パーツの大きさは変わっていないはずなのに目が際立つようになり、化粧はトータル5分くらいで済みます。アイライン、眉毛、口紅、あとはCHIDOさんのサロンで販売しているファンデーション代わりのクリームでナチュラルに仕上げるように。元々20代の頃から、毛穴が開きがちでニキビ跡も残り肌もくすんでいました。でも今はツルツルでノーファンデ(ーション)で過ごせているので、昔ニキビ跡があったと言っても、嘘でしょとみんな信じてくれないんです。以前は化粧品代で月2万~3万円は使っていましたが、必要以上に購入することもなくなりました」

 彼女の施術は初回から効果が実感できるようで、

「それはもうビックリするくらい変わります。というか、受けている最中からその部分が徐々に上がっていくのを実感できるんです。いつか整形をしたい、と考えるくらい、私は自分の顔が好きではなかった。目が大きくて鼻が高ければ美人なんだと思っていたんです。だから目頭切開とか鼻の整形をやった方がいいのかなと。芸能人の誰々になりたい、とキレイな他人の顔を追い求めてしまうところもありました。でも、自分のパーツを生かし、個性を出しつつ美しくしてもらえるので、この目で良かったというように、自分のパーツそれぞれを好きになることができました」

〈君の顔が好きだ〉と言ってくれる人が現れ、その彼と結婚したという。顔は運命も変えてしまうということになる。

 サロンに通うのは何も女性ばかりではない。Tさん(47)=術前・術後写真(2)=は、

「ここ1~2年、月2、3回のペースで施術を受けています。私の母親がCHIDOさんのところに通っていたのがキッカケでした」

 と言って、こう続ける。

「外食過多な日常で、贅肉がついたと感じるとハードなダイエットをすることが多く、急に20キロ減量したことも何度かありました。その場合、頬がこけてゲッソリと不健康な顔になってしまうのが悩みで……。でもCHIDOさんの施術を受けながらダイエットしたら、顔のハリもキープできるようになりました。痩身エステなどの施術も受けていましたが、お腹をつままれたりして痛かった。しかも運動を怠ったり食事が少し不摂生になると、痩身エステを受けても元に戻ってしまう。高いお金をつぎ込みましたが、直接的な効果は出にくいなと感じていたんです」

 今後も「CHIDO詣で」を続ける一心だという。

 他方、東京・西麻布のサロンには遠方から通ってくる人もいる。

「CHIDOさんのサロンに通って4年ほどになります。元は渋谷にある骨格矯正院に2年くらい通っていたんです。そこへ行く道すがらに書店があって、たまたまふらっと入った時にCHIDOさんの著書(『最近「整形した?」って言われるのはなぜ?』)が目に入りました。どういう施術なのかすごく気になったのですが、その時は購入しませんでした。次にまた書店を訪れた時にも置かれていて、やっぱりどうしても気になって……」

 と話すのは、東北地方在住のWさん(47)=術前・術後写真(3)=。

 形状記憶とか脂肪を自由自在に動かしてロックなどと言われて、逡巡しない方がおかしいのかもしれない。

「施術を受けると、周りから“痩せた?”とか“髪を切った?”とか言われるようになりました。自分の自然な顔のまま悩みだった頬のボリュームが落ち、フェイスラインがシュッとして小顔になった。肌も若い頃のハリのある状態に戻ってきました。そうした顔の変化に何となく気づくから、周りは、痩せたとか髪を切ったという表現で聞いてくるんだと思います。年を取るとたるんだりくすんだりするので、若い頃とは違っていろいろやらなくちゃと思っていました。でも、CHIDOさんの施術を受けたらそれだけで済むなと感じ、骨格矯正院に行くのもやめました」

 元々、アゴの噛み合わせが悪かったWさん。

「左右の歪みを直してもらったり小顔になるように骨格矯正院で施術してもらっていたのですが、かなり痛みがあるうえに通い続けないと元に戻ってしまうことに気づいたんですよね。それに今よりマシな顔になることはあっても、『進化』することはない。でもCHIDOさんの施術を受けると、顎関節の噛み合わせも含めて顔全体の不調がどんどん気にならなくなる。そして今はノーメイクでも大丈夫なくらい自分の顔が良くなってきていて、化粧に時間を取られなくなりました」

より速いスピードで

 全く痛みがなく眠ってしまう、化粧に割く時間が減った、アンチエイジングやボトックスにさよなら……というのは、CHIDOさんの施術を受けたほぼ全員に共通する感想である。

「最初は週に1~2回、それを5回くらい続けて、今は月2回やってもらっています。遠方に住んでいてなかなか受けに来られないので、サロンに行くごとに通常の2回分施術をして頂くようにしています」(同)

 なりたい顔を一緒に作っていくサロンだから、そういった融通も利くのだという。先の大竹氏は、

「美容外科や形成外科というものは最近はタレントの有村藍里さんが受けた施術のように、骨を削って顔の骨格を変える美容整形も出てきていますが、基本的には皮膚への施術なので、骨格全体にアプローチする美容整形はありません。ですから、もしCHIDOさんが施術の中で骨格にもアプローチしているのであれば、それはCHIDOさんが初めてやられたことかもしれないですね」

 と指摘する。再び、Eさんにセルフケア術の効能について語ってもらうと、

「特に目の周りはデリケートな部分ですから、自分で力加減を調整しながらできるので良いと思っています。慣れてくるとすごく気持ちいい。朝に化粧をする前にフェイスラインだけセルフケアしたり、休みの日にまとめて全てやったりと時間を見つけてこまめにやるようにしています。自分の顔を鏡で見て、“疲れているな”と感じたらフェイスラインだけでもいいからやるようにすると顔がスッキリして、イキイキするんです。セルフケアを行なえば、より速いスピードで理想的な顔になれると思います」

 CHIDOさんの施術は、時計の針を後ろにすすめる作業なのかもしれない。もちろん、「良い思い出」にするための。

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