「佳子さま」に集まる同世代女性からの支持…フォトブック発売に、ファッションが話題になった過去も 「愛子天皇」待望論とは異なる羨望の正体
「佳子さまが女性天皇になることは、あり得ないんですかね?」
先日、知人の飲食店経営者に、こんな質問をされた。言われてみれば、女性天皇を巡る議論は「男系男子の悠仁さまが天皇になるのは当然」という意見と、「天皇家の長女なのになぜ愛子さまは天皇になれないのか」という意見の対立に終始した。その一方、次の天皇となる可能性がある秋篠宮さまの次女で、皇族としては愛子さま、悠仁さまより年長者である佳子さまにも「十分に資格があるはず」(前出の飲食店経営者)というわけだ。一方で宮内庁関係者は「佳子さまに期待が寄せられているのは、皇位継承ではなく新たな女性皇族像なのでは」と推察する。
では、佳子さまが構築されるべき次代の女性皇族の姿とは、どのようなものなのか。
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過去の女性天皇に次女は3人
皇室典範の改正を巡りSNSなどでは、悠仁天皇か愛子天皇かという意見の対立に議論の焦点がすり替わってしまったが、実は皇室の歴史を振り返ると、「佳子天皇」の可能性は残されている。
天皇は神話を含めて、神武天皇から今上天皇まで126代。このうち女性は、天皇に返り咲いた2人を含め、10代で8人いた。返り咲いた2人とは皇極天皇と孝謙天皇で、それぞれ“再登板”して斉明天皇と称徳天皇になっている。8人のうち、持統天皇は天智天皇の次女(第2皇女)。明正天皇もやはり、後水尾天皇の次女だ。また後桜町天皇は、桜町天皇の次女である。さらに持統天皇の妹の元明天皇は、天智天皇の4女(第4皇女)であり、過去8人のうち3人しか天皇・皇族の長女はいない。3人は佳子さまと同じく次女だったわけだ。
愛子さまも佳子さまも、国民から注目される最大の理由はもちろん、生まれながらにしてのプリンセスという、おとぎ話かディズニー映画でしか聞かない境遇への“憧れ“だろう。ただ、愛子さまは天皇家の一粒種という要因も大きく、凛(りん)としたたたずまいが国民から高く支持されていることは、言わずもがなだ。
一方で、在位中の上皇上皇后両陛下の初孫として生まれた秋篠宮家の長女の小室眞子さんの妹で、41年ぶりの皇族男子として生を受けた悠仁さまの姉である同家の次女、佳子さまが注目を集める要因は、そのキャラクターだろう。
2007年2月、神奈川県葉山町の葉山しおさい公園で秋篠宮ご一家が散策される姿をマスコミが取材した時のこと。生まれて間もない悠仁さまの「公園デビュー」と称されたこの場面で、小6だった佳子さまのスカート姿が「当時、ニュース映像を見た老若男女から『ずいぶんと可愛くなられた』と、かなり評判になりました」(同宮内庁関係者)。
「カワイイ」とルッキズム
一部のファッション雑誌などでも、佳子さまが着ていた私服やヘアスタイルを意識した特集が組まれ、「おしゃれでお上品」として、女子小学生の間でも話題になった。
K-POPや坂道グループなど女性アイドルグループが全盛期を迎え、アイドル自身が「カワイイだけじゃダメですか?」と歌う一方で「カワイイ」という女性評はルッキズムと呼ばれ、差別やハラスメントにつながるとして著名人たちも反対の声をあげる時代である。
プロデュースした女性ダンス&ボーカルグループ「HANA」が、昨年の「第67回輝く!日本レコード大賞」で最優秀新人賞を受賞し、自身へのルッキズム体験を逆手に力強い楽曲でヒットを飛ばした歌手のちゃんみなに代表される反ルッキズムは、若者を中心に確実に浸透している。しかし「差別はいけないが、カワイイものはカワイイ」として、中学進学以降、佳子さまが同世代の女性から今も高く支持されていることは確かだ。
「佳子さまの人気が根強いのはやはり、プリンセスへの羨望からでしょう。昭和生まれの女性なら白雪姫やシンデレラ、平成生まれならラプンツェルやアリエル。ディズニープリンセスは永遠の憧れ。大谷翔平が述べたような『憧れをやめる』ことはできないのです」(同)
中高時代の佳子さまは、中学まで熱心に取り組まれていたフィギュアスケートの大会でのご様子を女性週刊誌がこぞって報道。高校ではダンスチームを結成し、へそ出しの衣装で、J-POPやK-POPに合わせたキレのあるダンスを文化祭で披露したほか、集団での「カラオケデート」報道まで飛び出すなど、アイドル並みの注目度だった。大学でも「どのダンスサークルに入るのか」と学生らに取材して回る雑誌記者も多数出現。大学側を慌てさせた。
だが、その風向きが変わる。きっかけは姉の小室眞子さんが結婚延期騒動の渦中にある中、大学卒業に合わせて2019年3月に公表した文書内で「姉の一個人としての希望がかなう形になってほしい」と綴ったことで「皇族なのに公より私、個人を優先するのか」と批判を浴びたのだ。大学卒業後は大学院への進学や就職をされなかったことで、SNSやネット記事で「ロイヤルニート」と揶揄する意見が噴出。2021年5月に全日本ろうあ連盟の非常勤嘱託職員になるまで、ニート批判は続いた。
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