「ブラッシングとガムの相乗効果でむし歯予防」(大阪大学大学院歯学研究科教授 久保庭雅恵さん)【LOTTE TIMES】
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「私たちの口腔内には500~700種類の菌が住んでいるのはご存じでしょうか」
“ブラッシングとガムの相乗効果とは――”
「菌は歯磨き直後から歯の表面に付着し始めます。それが朝起きると口の中をヌメらせている歯垢です」
そう語るのは大阪大学大学院歯学研究科の久保庭雅恵教授。歯の治療だけでなく、むし歯を未然に防ぐ予防歯科にも積極的に取り組んでいる。
「砂糖入りの食品やスナック菓子を食べてばかりいると、歯垢内に悪い菌が増えて酸性に傾き、歯の成分を溶かし始めます。これがむし歯の原因です。菌の中には消化器系に侵入して腸まで届き、大腸がんの原因の一つになるものがあることもわかっています。歯垢は正しいブラッシングで掻き落とさなくてはいけません」
では、その正しいブラッシングとは――。
「基本は歯ブラシの毛先を、磨きたい歯の表面に垂直にあてて微振動させることです。でも、歯並び、角度、噛み合わせは人それぞれ。自分の口に合うブラッシングを身に付けるには、定期的に歯科医院に通うことが大切です。主治医を持つことが口のなかの健康を守ります」
久保庭教授自身は、ブラッシングに加えて、ガムの力も活用している。
「シュガーレスのキシリトール配合ガムを日常的に噛んでいます。ガムは唾液をたくさん分泌させてくれるからです。唾液は口のなかの酸を中和させるうえ、むし歯菌の働きを弱めます。また噛む行為は脳を覚醒させるので、仕事の質の向上も期待できるでしょう。ブラッシングとガムの相乗効果で、私は口の健康も心の健康も保っています」
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