フルトヴェングラーはなぜ「世界一の名指揮者」になれたのか――「スター性のない若者」がカリスマに成り上がった秘訣

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 クラシック音楽史において、その名が燦然と輝く名指揮者ヴィルヘルム・フルトヴェングラー(1886~1954年)。しかし、若い頃は周囲に「スター性がない」と思われていたという。それにもかかわらず、なぜフルトヴェングラーは唯一無二のカリスマ指揮者になれたのか。

 音楽学の第一人者である岡田暁生(あけお)さんは、新刊『指揮者の歴史』(新潮選書)の中で、フルトヴェングラーが神格化された理由を考察している。同書から一部を再編集して紹介しよう。

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