高市首相“答弁減らし”を援護する民間シンクタンクの提言が話題に 「“国会軽視”の批判もあるが…」
民間シンクタンクが発表した「国会改革」の提言が話題だ。“総理の予算委員会出席は原則不要”“答弁は党首討論に集約する”といった大胆な内容が、その賛否を巡り、永田町で侃々諤々(かんかんがくがく)の議論になっている。
【写真を見る】「激ヤセ」する前の高市首相 現在と比較すると「まるで別人」
「提言をまとめたのは、ネクストジャパン・イニシアティブ(NXJI)リサーチです。母体のNXJIは令和政経義塾という政治家育成機関を運営しており、元朝日新聞主筆の船橋洋一氏が会長を務めるほか、理事には複数の元国会議員らがいます」
と事情を知る永田町関係者は語る。9月22日、他紙に先んじて提言内容を報じたのは日経新聞だった。
「NXJI側の意図的なリークとみられています。翌23日には自民党の村井英樹国対委員長(46)が、記事を引用する形で提言をSNSで紹介。世間の耳目が集まった24日にNXJIが正式に発表し、各社に報道させました。民間シンクタンクの提言がここまで注目を集めた例は聞いたことがありません」(同)
“国会軽視”
NXJIの提言は彼らが発行する「政治四季報」なるレポートに掲載されている。タイトルはズバリ「総理の時間の使い方 激動する時代の官邸マネジメントの在り方」というものだ。
「高市首相は国会での出席時間が歴代首相に比べてかなり短いことで知られます。かねて野党に“国会軽視”“答弁回避”などと厳しく批判されてきましたから、シンクタンクと村井氏の動きは、首相にとってこれ以上ない“援護射撃”になりましたね」(政治部デスク)
前職が官房副長官の村井氏は、5日に召集された臨時国会を前に高市早苗首相(65)から国対委員長に抜てきされた。閣僚経験のない当選6回の中堅ながら、国会改革に懸ける意欲が高く評価されたというのだが、首相を利する一連の動きには、永田町における人間関係が存在していた。
先の永田町関係者が言う。
「NXJIリサーチの所長は衆院議員を4期務めた小倉將信氏(45)で、彼と村井氏は初当選が同じ2012年12月という間柄。岸田内閣では小倉氏がこども政策担当大臣、村井氏は内閣官房副長官と要職を務め、24年9月の党総裁選では、同世代の小泉進次郎氏(45)の陣営で共に中心的役割を果たしました」
[1/2ページ]



