「罪悪感は?」「ありません」…自殺志願女性2名を「承諾殺人」齋藤純被告 手紙で明かした「被害者の頭蓋骨を部屋に飾った理由」

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拘置所内で10キロ増量

 2025年5月、スマホの窃盗事件によって齋藤被告が逮捕され、家宅捜索の際にガラス棚に置かれた頭蓋骨が発見された。ここから二件の承諾殺人が発覚する。2026年7月17日、さいたま地裁は懲役10年(求刑13年)を言い渡している。齋藤被告は控訴したが、判決そのものへの印象は淡々としたものだった。9月10日の面会で初めて判決について尋ねたところ、これまでと同様に落ち着いた様子で答えた。

「一審には全然納得していて、何もいうことはありません」

「長すぎるとか短すぎるとか、意外と何も思うところがないんです」

 拘置所での日々で大きく変わったのは食生活のようだ。もともと少食だったというが、“暇になった”ことから、食事を摂るように。運動不足も相待って、外にいた頃より10キロ増えたという。それでもまだ痩せ型ではある。拘置所内で購入できる菓子類のなかでは、マーブルチョコレートが好みだそうだ。手紙はノートに下書きしたものを便箋に清書するというマメさがある。子供の頃以来ほとんど本を読まなかったというが、「今が人生で一番本を読んでいます」と面会で語る。

「正気の沙汰ではない」

 起訴事実には、承諾殺人二件のほか、2022年から2025年にかけて大宮駅周辺で繰り返した6件のスマートフォン窃盗も含まれていた。被害総額は約40万円。〈楽しいのは抜き取ってから安全なところへ立ち去るまでかな〉(7月16日付の手紙より)と振り返るのだが、これが発覚すれば、他の事件も発覚することが分かっていたはずだ。にもかかわらず、やめられなかったことについては、自分でも〈ちょっと正気の沙汰ではない〉と7月4日付の手紙で記している。法廷では検察官から「窃盗症」という言葉が出ており、齋藤被告自身も「治療の機会があれば、是非受けたいとは思いますね」と答え、治療を望む様子を見せている。

 なお、殺人行為により性的興奮を覚えたかとも尋ねたが〈覚えませんでしたね。僕も正直、覚えるのかなと思っていたのですが、そういうわけではありませんでした〉(7月4日付の手紙より)という。

 事件を起こしたことについて罪悪感を抱いていたのか、齋藤被告は法廷でも度々問われている。被害者参加弁護士から「罪悪感はないんですかね」と聞かれたとき、齋藤被告は言葉に詰まった。「罪悪感か……」。裁判長が重ねて「何かこの点について言えること、ありますか」と尋ねると、返ってきたのは短い一言だった。「ありません」。

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