「ポリ袋を破って茶色い手みたいなものが」…お盆の運河に浮かんだ小1男児の遺体 「小学生の頃からワル」の実母が“執拗な折檻”に至るまで
遺体発見の翌日にコンビニで騒ぎを起こす
遺体の身元はA君とすぐに分かった。これよりちょうど1週間前の8月7日、父Bと母Cが“行方不明になった長男”の捜索願を尼崎北署に提出していたからである。
地元の県警詰め記者が言う。
「実は大阪市内に住むCの母親にも頼み込んで、そっちからも嘘の捜索願を提出させていた。まあ、そこまでは自分達の犯行を隠蔽しようと知恵を働かせたようなのですが……捜索願を出した同じ日の深夜、この夫婦は2歳になる次男を友人宅に預けて姿を消してしまったのですからね。犯人は自分達だと白状しているようなものだった」
しかも、A君の遺体が発見された翌日には尼崎市内のコンビニ店で騒ぎを起こし、おかげで警察に逮捕されてしまったのだから……その間抜けさ加減も含めて、いっそ不気味な感じがするほどだ。
「生易しい殺し方ではなかった」
逮捕後の調べで、A君を死に至らしめたのは母親による執拗な折檻によるものと分かってくる。
「直接の死因は左側頭部への殴打による脳内出血なのですが、それらしい外傷は全くなかった。せいぜいが叩いたり、ど突いたりしてできた古いアザが被害児童の皮膚に残っている程度だった」(捜査関係者)
それは、CがA君に振るった最後の一撃が、革製の袋に砂を入れた凶器によるものだったからである。
「死ぬ前の被害児童の胃袋には、少なくとも3、4日前から何も入っていなかった。勝胱まで干からびていたから、水さえ飲ませていないんだ」
餓死させようとして遂げられなかったからだろうか。おそらく極限まで衰弱し切っていただろう6歳の子供に、彼女は容赦のない打撃を見舞って殺してしまったのである。
「本人は、子供を厳しく躾けようとして、誤って死なせてしまったと強弁しているが……そんな理屈が通るような生易しい殺し方ではなかったよ」
その虐待の凄まじさは兵庫県警の捜査官も思わず身震いするほどだった。
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