“日系人社会によりそう皇室”の一方で…最も重要な南米ご訪問は「秋篠宮家の“独壇場”」といった印象も
移民の歴史は横浜から
「これを切り開くというのは本当に大変」
2023年1月、横浜市の赤レンガ倉庫近くにあるJICA(国際協力機構)の海外移住資料館。紀子さまと長男の悠仁さまを伴って訪れた秋篠宮さまが、ハワイや南米の開拓地の写真を見て漏らされた言葉だ。
海外移住資料館はJICA横浜国際センターに併設。同センターの歴史は1956年に横浜・根岸に開所された移住斡旋所(後の海外移住センター)が原点だ。横浜は南米を目指して日本各地から集まる移住者の出港地だったため、JICAの前身団体が移住者支援の仕事を担っていた。神奈川には同センターと横須賀市の国際水産研修センターがあったが、2002年に両センターが統合された。悠仁さまが同資料館を訪れたのはこの時が初めてで、同館の開館20周年に伴う常設展示リニューアルの視察が目的だった。当日は在日日系人と懇談されている。
実は秋篠宮さまは、2006年9月にも単独で視察のため海外移住資料館をご訪問。当時、開催されていた企画展「パラグアイ日本人移住70周年記念『パラグアイ展』」をご覧になっている。秋篠宮家では悠仁さまだけでなく、長女の小室眞子さんが結婚前の2018年、また次女の佳子さまは25年に訪れられている。
秋篠宮さまは単独で横浜に足を運んだ、この4か月後の06年11月、パラグアイを公式訪問し、移住70周年の記念式典に臨まれていた。つまり秋篠宮さまにとって今回は20年ぶりのご訪問となる。またご夫妻は2015年10月から11月にかけても南米をご訪問。ブラジルで外交関係樹立120周年の式典に臨席されていた。
このほか秋篠宮家では、姉妹がともに何度も南米の地を踏まれている。眞子さんの南米訪問は過去計3回。2016年9月にパラグアイ、18年7月にブラジル、19年7月にはペルーとボリビアを日本人の両国移住120周年を記念する式典出席のため足を向けている。
さらには佳子さまも、眞子さんからバトンを受け継ぐ形で南米を2度にわたって公式訪問。23年11月にペルーを訪れ、マチュピチュ遺跡などを視察されているほか、昨年6月には日本とブラジルの外交関係樹立130周年の節目に伴いブラジルを訪れており、サンパウロやリオデジャネイロなど8都市を精力的に巡られたばかりだ。
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