夏休み予算は2万円減…酷暑と物価高で出かけられない夏 コンビニで買える「100円台」からのちょっとした幸せ
「ダブるグルメ」が生む新しい満足感
最近コンビニやスーパーで目立つのが、1つの商品に複数の味や食感を重ねた商品だ。筆者はこれを「ダブるグルメ」と勝手に定義している。
ダブるグルメとは、1つのメニューに今までなかった組み合わせを取り入れ、複数の要素が重なることで、消費者に新しい味・食感・驚きを提供する商品のことである。決して単なる奇抜商品ではない。意外性があり、食べると納得感があり、さらに人に話したくなる――この3つがそろった時、ダブるグルメは一過性ではなく定番へと育っていく。
その原型は身近にある。ツナマヨおにぎり、あんバターサンド、ロイズのポテトチップチョコレートなど、いずれも最初は驚きがありながら「確かに合う」と納得できる組み合わせだ。
今夏のその筆頭格が、セブン-イレブンの「セブンプレミアム チョコっとグミ 白桃味」(170円税込)だ。グミのむにゅっとした弾力とチョコレートのまろやかさが重なる代表的なダブるグルメで、果実の爽やかさとチョコの甘さが融合し、冷やして食べるとさらにシャリっと感が増す。SNSで話題になりやすい一品である。
もう一つ、ローソンの「マンゴー烏龍」(158円税込・900ml)。マンゴーのジューシーな甘みと鉄観音烏龍茶のスッキリした後味が融合した飲み物で、果実と茶の「ダブル」の爽やかさが夏にぴったり。大容量コスパも優秀だ。
このような「ダブるグルメ」が生まれるようになった背景には、次の3つのポイントがある。
第一に、コスパ志向の進化。物価高の中で消費者は「安さ」だけでなく、「同じ金額でどれだけ満足できるか」を重視するようになった。
第二に、SNS映えする驚きと、食品加工技術の進歩が新しい組み合わせを後押しした。
第三に、流通・メーカーの差別化競争。似た商品が増える中、いかに目立つかが重要になっている。
ダブるグルメは「我慢の節約」ではなく「楽しむ節約」。1品で2度おいしい価値は、物価高時代にこそ刺さる。
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