「おぢから大金をだまし取りつつ恨まれない方法」…中年男性を喰いモノにした「頂き女子りりちゃん」事件をビジネス的観点から読み直す

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3桁の頂きがスムーズにできる

 マニュアルはさらに踏み込んで、おぢ籠絡の具体的な手口に立ち入っている。ここからが凄い。おぢをマインドコントロールする巧妙な手口の開陳である。まずは「第2章 3種類いるおぢの見極め方」から引用する。

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 おぢには3種類タイプがあります

 テイカーおぢ(クソおぢ):人に何も与えず、人から搾取することだけ考えている。即切ってください。「死ね」と送ってから。

 マッチャーおぢ(中間):よくいる中間のおぢ こちらが与えた分だけ与え返してくれる。逆に、与えてる分が少ないと見返りを求められる。50~250万までなら頂きやすい

 ギバーおぢ(良おぢ):人に与えることを優先して考える。自分が与えてもらうことは基本考えてない。私の高額頂いてるおぢはみんなこれ。信頼関係構築コミットがしっかりできていたら3桁の頂きがスムーズにできる

 この3種類のおぢを瞬時に見極めて沢山頂きができるようになりましょう。

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 主たるターゲットである「ギバーおぢ」の特徴として、「独り身が多い」「全部自己責任の考え」「普通のサラリーマンが多い」「夢や希望がない」「お金の使い道がない」「寂しいと感じている」「ネット世界に興味無い」「モテたことがない」「熱中する趣味はない」「こちら目線でいつも考えてくれる」などが挙げられている。

「無害ガチ恋」関係を築くテクニック

 つづいて「第4章 おぢの見つけ方」。「出会い系アプリ」と彼女が働く「店」、それぞれでのターゲットと対応法などが詳しく述べられる。たとえば「店」でのターゲットになるおぢとしては、「プレイが淡々としてる」「差し入れもってくる」「プレイより癒しを求めている」などの属性が挙げられている。マーケティング・リサーチはプロ級だ。

 そして第5章「信頼関係構築コミット」では、頂き女子が“おぢ”との間に負担の少ない「無害ガチ恋」関係を築くテクニックが紹介されている。重要なのは、おぢに「この子は世界で一番特別」と感じさせ、生きる意味や存在価値を見出させること。そうすることで「この子のためなら何でもしたい」と思わせ、トラブルを避けながら支援を引き出せるという。

 具体的には、日常的なLINEでの挨拶や、思い出作り、些細なプレゼントを通じて相手に特別感を与える行動が推奨される。たとえば「夢で会った」と報告したり、会うつもりがないのに「会いたいよ」を連投するといったように、心理操作を駆使する。さらに「疲れてない?なんでもするから」といった言葉で、実際には何の行動も起こさないままおぢの支援欲求を刺激する。

 こうして信頼関係が構築された後は、本丸の「お金を頂く会話」へと進む。ここでも直接的に支援を求めるのではなく、「言いたくないけど……」といった演技や、返信の間を空けるなどの間接的アプローチをとる。目的はあくまで「助けて」とは言わず、おぢ自身が「何とかしてあげたい」と思うように仕向けること。女子側はお金の支援を引き出すまで一貫して“与えられる存在”を演じ続けるのだ。

次ページ:徹底したアフターケアと頂く側の「覚悟」

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