高市首相が所信表明演説で引用した吉田松陰 その危な過ぎる「狂の思想」とは?

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 高市早苗首相は所信表明演説で、幕末の思想家・吉田松陰の漢詩を引用した。「事を論ずるには、当に己れの地、己れの身より見を起こすべし、乃ち着実と為す」というもので、「天下国家のことを論じるには、当然自分が暮らしている場所と、自分の立場から考え始めるべきである。それが着実な進め方である」(松陰神社[山口県萩市]の公式ホームページより)という意味だ。

 幕末に長州藩で生まれた吉田松陰は、「黒船への密航未遂」などで2度投獄されるも、出獄後、伝説の松下村塾で高杉晋作、久坂玄瑞ら若者たちを教育し、最後は「安政の大獄」に連座して29歳の若さで処刑された。...

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