ニーズが増え続ける「新幹線による荷物輸送」の背景 JR北海道、JR東日本、JR東海、JR西日本、JR九州に取り組みを尋ねると…【5社の回答全文を紹介】
サービス内容
Q2:サービスの内容について教えて下さい。
【JR北海道】
「はこビュン」は、JR東日本のグループ会社であるJR物流が貨物利用運送事業者としてお客さま(荷主)と運送契約を締結し、JR東日本とJR北海道にその運送を委託する形態です。お客さまのニーズに基づく事前の打ち合わせによる調整を前提としており、主に法人の荷物の定期運送向けサービスとして2021年4月より本格展開しています(区間:新函館北斗~大宮・東京)。
「はこビュンQuick」は、「すぐに荷物を運んでほしい」というお客さまニーズを踏まえ、事前の打ち合わせ・予約が不要で、駅等にあるカウンターに荷物をお持ち込みいただければ、対象列車の30~60分前まで荷物輸送を受け付ける個人のお客さまも含めどなたさまもご利用いただけるサービスであり、主に小口の荷物を駅から駅へ輸送するサービスです。(区間:新函館北斗~東京)サービスの詳細は
HP(https://www.jrbutsuryu.jregroup.ne.jp/business/hakobyun.html)
をご確認ください。
佐川急便が取り扱う青森県域へ配達する宅配便荷物を、JR北海道が新函館北斗駅~新青森駅まで新幹線で輸送する事業を2021年3月より平日のみ行っております。佐川急便の担当者が、荷物を入れた専用ボックスを新函館北斗駅に持ち込み、新幹線客室内に積み込みを行い、新青森駅で佐川急便担当者が、専用ボックスを列車内から取り下ろしを行っています。
【JR東日本】
「はこビュン」は法人が荷主となり、輸送事業者と荷量や輸送日時等の事前調整と契約が必要となります。列車の発車時刻の1時間前までに荷受けの完了が必要となります。北海道新幹線・東北新幹線、秋田新幹線。山形新幹線、上越新幹線、北陸新幹線の主要駅間の荷物輸送を行っております。
また、予約不要で個人の利用可能な「はこビュンQuick」はお客さまの事情に合わせて、お急ぎのお荷物を配送したいときにご利用いただけるサービスで、最短で新幹線の発車30分前までにお荷物を対象駅の専用カウンターにお持ち込みいただき、発送先の駅の専用カウンターでお受け取りいただけます。現在、東京⇔新函館北斗・新青森・盛岡・仙台・新潟・長野・金沢の7区間で指定された列車であれば、事前契約なしでどなたでもご利用いただけます。
【JR東海】
「東海道マッハ便」は、東京駅、静岡駅、三河安城駅、名古屋駅、京都駅、新大阪駅間の6駅において、東海道新幹線の業務用室を活用して、法人のお客様向けに、速達性に優れた高品質で環境負荷の小さい即日荷物輸送サービスを提供するものです。JR西日本様の荷物輸送サービス「荷もっシュッ!」(山陽新幹線)との連携により、東海道・山陽新幹線直通列車を活用してお荷物を運ぶことも可能です。
「東海道超(ウルトラ)マッハ便」は、9月1日から開始する「当日申込・当日お届け」の緊急輸送サービスです。事前申込制の「東海道マッハ便」に比べて、申込から輸送開始までのリードタイムを大幅に短縮した「当日申込・当日お届け」を実現したサービスです。
【JR西日本】
「荷もっシュッ!」
山陽新幹線・在来線特急を対象にした定期輸送・スポット輸送(事前予約要)。新幹線・特急列車の主な停車駅で使用可能。
「荷もっシュッ!Quick」
当日受付、即日輸送が可能な緊急輸送サービス。現時点、山陽新幹線の新大阪駅・広島駅・博多駅でのみ対応。使用可能な列車は日中時間帯の「みずほ号・さくら号」。
詳細は、上記プレスをご参照ください。
「新幹線キャリーサービス」
新大阪駅→博多駅もしくは福岡市内提携ホテル、博多駅→新大阪駅間でのキャリーケース即日輸送サービス(個人向け)。
【JR九州】
「はやっ!便」は、博多駅・熊本駅・鹿児島中央駅間を結ぶ九州新幹線を活用し、新幹線ならではの即日・高速荷物輸送が可能なサービスとなっています。法人さまのご利用はもちろん、個人のお客さまによる、駅みどりの窓口へのお持ち込み、お受け取りも可能となっており、法人・個人を問わず、すべてのお客さまにお気軽に「はやっ!便」サービスをご利用いただくことが可能です。
また、法人さま限定にて 2023年7月から「はやっ!便プラス」「ウルトラはやっ!便」のサービスを開始しています。「はやっ!便プラス」は、駅までの集荷、駅からの配送(軽運送)もセットになった商品で、「ウルトラはやっ!便」は、お客さまのご依頼のあった時点から最速で輸送可能な新幹線を手配し、緊急輸送を行うサービスとして提供しております。
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