ウクライナの遺体映像をそのまま流すべきかで議論が勃発 デーブ氏は「猛省すべきはテレビより新聞」

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ネット版に期待

 日本の新聞は、紙面の内容が評価の対象になってこなかった。購読者はテレビ欄だけを熱心に読み、後は販売店から購読契約のお礼として洗剤をもらえば満足した。

「アメリカの新聞は、読者を強く意識しています。どこの新聞社も腕利きのコラムニストを抱え、読み応えのある原稿が掲載されています。記者の書く記事も基本は署名で、日本の記事の5倍、もしく10倍の長さもあります。取材や調査に立脚しながらも、記者の主観や感想もふんだんにちりばめられています。日本の新聞は官僚的で、無味乾燥な記事ばかりです。全く面白くありません。そうした紙面を長年作ってきたため、ウクライナの現実を直視するような貴重な写真も掲載できないのでしょう」(同・デーブ氏)

 デーブ氏は「今からでも遅くはありません」と各紙に奮起を促す。

「どうしても紙面に掲載できないというのであれば、電子版があります。新聞人としての意地を見せてほしいですね。残虐な写真でも、今回のウクライナ侵攻では掲載する意味と必要性があります。『日本で読み応えのある新聞は東京スポーツだけ』という“常識”をひっくり返してくれることを期待しています」

デイリー新潮編集部

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