「いしだ壱成」困窮離婚 「ぼくと父は何か欠落」発言で振り返る「石田純一」のジェットコースター人生
フェラーリを売ってローン返済
当時、石田本人は、
「最近は頑張って年間3000万円ぐらい返済しているんですよ」
と語っていた。出馬表明したことで、肝心の収入に影響があったのかについては、
「たしかに、出馬表明で違約金の発生がありました。私は10社のスポンサーさんと契約しているんですが、そのうちの1社です。残り9社はご厚意で続けてもらっていますが、違約金は当然のことですよね。でも、実は1社でもダメージは大きいのです。金額でいうと1000万円ほどですが、すぐに払い込まないといけないので工面が大変。万が一、ローンの支払いが一度でも滞ったりすれば、すぐにブラックリスト入りです。私の場合、約3000万円で買ったフェラーリの『カリフォルニア』というのを1200万円ほどで処分して、違約金の支払いにあてました」
いきなりの経済危機に続き、この後、石田が世間の耳目を大きく集めることになったのは、昨年5月、新型コロナに罹患した時だった。最初に症状らしきものが出たのは、4月12日。石田本人は当時の状況をこう語っていた。
「沖縄で僕が経営している冷麺店に顔を出したのですが、だるさを感じ、イマイチ元気が出ませんでした。次に症状が出たのは、東京に戻った翌日、14日でした。朝、熱を測ると38・8度。周囲の勧めで3月中ごろからパルスオキシメーターを持ち歩いては、血中の酸素飽和度を測っていましたが、それまでは異変がなく、沖縄のホテル入り口の検温でも平熱だったので、本当に急でした」
[4/5ページ]