石田純一と行く相席居酒屋 「男は結婚したからって一途すぎてもダメ」看護学部生3人組と相席に

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平成の色男「石田純一」と流行りの「相席屋」に行ってみた!(上)

 花の東京で~腕だめし♪って、「いなかっぺ大将」なんて古いマンガから歌詞を引用してしまったが、関西から上京して苦節6年、危機感に追い立てられる今日このごろである。記者も28歳、「東京タラレバ青年」になってしまう前に、女子に腕試しをして、カノジョ、ひいては奥さんをゲットしたいなぁ、と悶々とする日々。でも、肝心の腕をどう磨いたらいいものやら。

 出会いの場なら、最近は手っ取り早い場所がいろいろある。たとえば初対面の女性と合コンを楽しめてしまう相席居酒屋。その草分けである「相席屋」は、実際、「婚活応援酒場」と銘打っていて、1号店が2014年3月にオープンして以来、3年弱で70店舗以上に広がったほど、今大流行りだ。女性は飲み食いし放題でタダなのに、男は30分で1500円かかるけど、ま、出会いが買えると思えば安いもんである。

 でも、きみに聴かせる腕もない♪って、「もしもピアノが弾けたなら」なんて懐メロから引用してしまうほど、女性を口説く腕に自信がもてない。そこで夢想したのだ。63歳の今もモテる平成の色男、石田純一さんの指導を仰ぎたい。こうなったら物は試し、「僕と一緒に相席屋に行ってくれませんか」と頼んでみたところ、おやまあびっくり、快諾してくれたのである。

「石田さんと相席するとは…」

 2月下旬の某日、昨年秋にオープンしたばかりの相席屋新宿歌舞伎町2号店に。石田さんとは午後7時前に待ち合わせ、記者は少し早く店に入った。6時半ごろには、店内に男性客は皆無。でも、タダとあってか女性客は何組もいる。記者でも脈があるかな、と、試しに20代前半くらいの二人組に聞いてみると、

「ウチらは男の人が来る前に来て、ご飯とかケーキだけ食べてるんです。タダですしね。男の人は生田斗真レベルのイケメンが来たら別ですけど、正直、テンション上がらないですね」

 なんと合法的食い逃げをするというんだが、これで記者にチャンスは訪れるんだろうか。いや、そこは純一パワーで乗り切るんだ!

 午後7時、石田さん登場。一緒に奥のVIP席に入り、女性が席に来るのを待った。ワクワク。そして、やってきた3人組は、わが石田さんを見て叫んだのだ。

「えーっ、すごーいっ! えーーっ!」

 東京の隣県だが、けっこう離れた町から来たという3人、モデル風のふみちゃん、清楚な雰囲気のさやかちゃん、少しメイクが派手なめぐみちゃんは、揃って21歳。大学の看護学部の同級生だという。

「石田さんと相席するとは。人生でこんなことあるとは思わなかったです」

 という3人の目的は、

「相席屋がどういうところか気になってたんです。好奇心旺盛なので(笑)」

 しかし、そんなことよりともかく、記者は石田さんの話術を盗まねば!

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