悪気はないのに恨まれるのは辛い…妊娠した子を認知、不倫、恋人の三股「46歳独身男」がボヤく理由

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そして三人目が…

「ついつい、他の女性にも目がいってしまうんです。好きだと思うと声をかけずにいられない。だって、このままもう縁がないかもしれないでしょ。そうしたら二度と会えないんですよ。そんなのは寂しいじゃないですか」

 だから自分から誘う。とはいっても、彼はいわゆる“道ばたでのナンパ”はしない。相手は仕事で知り合ったり、友人と食事会をしたときにやってきた女性などだ。「会う必然性があって会った人は、少なからず縁がある。それ以上になるかならないかはお互いのフィーリングが合うかどうか」だそうだ。

 そんな中、「事件」は起こった。2年ほど前、学生時代からの友人が開いた食事会で知り合ったのが当時25歳の里央さんとの間でのことだった。

「若いから惹かれたわけじゃないんです。確かにまぶしいくらい若かったけど、なんというのか、芙美も香奈恵も非常に自立した女性なので、僕は常に自分の無能さとか不器用さとかを意識させられてしまう。でも里央はどちらかというと、いわゆる女らしさを備えている。もちろん、一生、仕事は続けたいと言う今どきの感覚もあるんですが、それでも『男性には頼りたい』ともつぶやいたりする。そこに心をつかまれました」

 里央さんが彼の仕事に興味を示してくれたので、今度、「事務所に遊びにくれば」と言いながら連絡先を交換した。そして翌日から猛アプローチをかけた。こうやってアプローチをかけているときがいちばん楽しいと彼は言った。

「その時点で、ときどき会う身体関係だけの女性もいたんですが、その人はもちろん、芙美や香奈恵との連絡も減らして、里央に集中しました。もっと彼女を知りたい、もっと深い関係になりたい。その一心です。あのときの高揚感はどう表現したらいいかわからない。恋の始まりは浮かれてしまいますよね」

 2年前を思い出したのか、陽太さんはニヤニヤが止まらない。芙美さんの家を訪れ、香奈恵さんを自宅に引き入れ、さらに里央さんに気持ちをもっていかれるとは。こういう人が本物の「女好き」なのだろうか。

「里央は食事の誘いは受けてくれるんです。だけどその後がなかなか手強かった。もちろん僕は無理強いはしません。週に2回くらい食事をしたりお酒を飲んだりしていたら、2ヶ月ほどたったころ、彼女がふと妙なことを相談してもいいかと切り出したんです」

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