たるみ・ほうれい線が消える小顔マッサージ(3) 老け顔・間延び顔の治し方

ドクター新潮 健康 整体

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「間延び」の真相

 ニコール・キッドマン(52)、メグ・ライアン(58)、サラ・ジェシカ・パーカー(55)の30歳代前後と現在とを比較してみると、

「3人に共通するのは昔と比べて現在は顔が『間延び』したということです。おでこ、鼻と唇の間、唇からアゴの下、首のたるみ……。肉や脂肪などが下がり、それぞれのパーツの間隔が拡がって間延びし、老けた印象を与えています」

 とは、CHIDOさんの判定だ。

「ニコール・キッドマンは全体的に間延びしてしまって表面積が拡大しています。特におでこの肉が下がることで、眉頭と目頭の間隔が詰まって、キツく見えるようになっていますね。メグ・ライアンは、まるでウエストの上に肉が載っかったみたいに、頬の肉が分厚く見える。ほうれい線が深く刻み込まれてしまっているせいですね。更にほうれい線とマリオネットラインが繋がってしまって、そこから首に顔の肉が垂れ下がってきている。喉仏で肉が随分もたついていますが、表情を暗く見せてしまう原因になります」

 そして、サラ・ジェシカ・パーカーに至っては、

「顔全体がたるみでてんこ盛りです。おでこにハリがなくなって横ジワが出ている。鼻の孔がシンクロ選手のようにつまんだ感じになっていますけれど、これは顔の“内在物質”が垂れ下がってきている証拠。メグ・ライアンと同じく、ほうれい線とマリオネットラインがはっきりとしてしまっています」

 美にまつわる情報や技術の最先端が蝟集するハリウッドのことだから、彼女らも先を争って、美の追求には余念がないはず。しかし、杉本の言うような「自然美」との闘いはかくも厳しく、残酷なものなのだ。

 CHIDOさんのサロンに通う男性最高齢が、菊池英雄さん(78)=術前・術後写真(1)=である。1971年に設立、アニマル柄を日本のファッションに初めて取り入れたブランド「伊太利屋」の社長を務めている。肌がツヤツヤしているが、昔からケアは「温泉水をシュッシュとつけるくらい」なのだとか。

「1回目の施術後から顔が変わったと実感しました。私はよく気難しいと言われるんです。でも施術を受けてから、仕事で人と会う時も前向きな気持ちになれるようになりました。周りの人から年の割には老けてないね、って声をかけられる機会も多いです。男ものの化粧品などをくださる方はいたのですが、面倒で使ってこなかった。CHIDOちゃんには全てを預けられるから、そんな私でも続けられています。周辺のファッション関係の子たちの中には、“韓国で工事中”などと、整形についてアッケラカンと話す子もいますが、年相応でありながらも若々しくなっていくというのが一番良いことではないでしょうか。不自然な若返りという意味で、整形には反対です」

 78歳だと言っても、初対面の人は全然信じてくれないようで、

「もっと若いだろうから冗談を言っているんだと思っているようです。いくら叩いたって埃も出ないようなこの歳になっても“いつも華やかですね”と声をかけられます。どんなに辛いことがあっても、表向きは華やかでないと、花のもとに蜂はやってこない。『言い訳は最大のブス』だと私は思うんですよ」(同)

 通うペースは月に2~3回。「施術の度に1歳ずつ若返らせてもらっている」というから、20代もそう遠くない?

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