従軍慰安婦を巡る発言で訴えられた「親日派教授」 講義を記録した音声データの中身は

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セクハラ、中国卑下発言も批判の俎上に

 リュ教授の歴史認識は日本側からも大きな歓迎を受けそうだが、問題の講義はそれ以外の部分でもあれこれ物議を醸すことになった。とりわけ最後の「(売春を)やってみたらどうだ?」は、質問した女子学生に対するセクハラ発言として大きく問題視されている。リュ教授は9月23日に現地メディアで公開した声明で、「『やってみたら』は『売春を~』でなく『学術調査を~』の意味だった」と釈明。だが受講していた学生らは別のメディアの取材に、「文脈上そうは思えなかった」と証言した。

 同じ講義ではまた、中国に対する卑下も飛び出している。リュ教授は自分を「親日派」と呼びながら、返す刀で「なぜ中国と仲良くしようとするのか。乞食のような国なのに」と切り捨てたそうだ。そうした態度のせいか開講当初7~8人いた中国人の受講生は、ほとんどが講義を放棄していたという。

 リュ教授はまた、過去に悪名高いコミュニティサイト「イルベ」の利用を学生に奨励していたことでも批判を浴びた。過激な保守志向を掲げる「イルベ」は、地域差別、女性蔑視、セウォル号被害者などへの中傷、そのほか利用者による数々の事件などで知られている。

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