「たけしさんの不信感、4年前に解決したはず」 森社長が語る事務所“赤字”の事情

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「オフィス北野」赤字のワケ

 ところが、昨年9月の決算で、オフィス北野は500万円ほどの赤字を計上してしまった。会社の売上げは24億円程度ありますから、経営を根本から揺るがす赤字額ではありませんし、そもそも映画「アウトレイジ最終章」(昨年10月公開)の製作費は既に出ていっていたのに対し、映画に関する売上げが入ってくるのは半年ほど後になるというタイムラグが生じます。この「時差」によってできた赤字であるため、半年経てば自然と解消されるものでした。

 しかし、たけしさんは「自分は休みなく働いているのにどういうことだ」と納得しなかった。あくまで「時差」がもたらしたものだったとはいえ、赤字になってしまったことへの経営責任は私にありますので、反省していますと謝り、役員報酬も約30%カットし、なおかつ株主配当をなくす対応も取りました。

 また、それまでたけしさんのギャラは、彼の奥さまが代表を務める「北野アツシエーション」と、息子さんが代表の「北野企画」に振り込んでいましたが、昨年4月から全てT.Nゴンに振り込むよう変更になりました。それに合わせてたけしさんは、オフィス北野とたけしさん側の取り分の比率も、「3対7」だったものを「2・5対7・5」にするよう希望し、それを飲むしかありませんでした。

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