「たけしさんの不信感、4年前に解決したはず」 森社長が語る事務所“赤字”の事情

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握手で解決したと思っていたが…

 私が社長に就任してから年収を1億円以上に引き上げたとか、20代の従業員の年収が千数百万円だとか批難されましたが、全て事実無根です。また軍団の中には、600万円の借金を事務所に肩代わりしてもらっている芸人などもいます。

 不幸なことに、その頃、私が酒席でたけしさんの悪口を言ったという情報が本人に伝わりました。指摘されたような悪口を言った記憶はなかったものの、その点や経営に関しても、不愉快な思いをさせてしまったのであれば申し訳ないと私は謝罪しました。

 こうしたこともあり、私への不信感につながっていったのかもしれませんが、4年前のある日、電話でたけしさんに経営上のことを問い詰められた翌日、一連のことを再度丁寧に説明するため、テレビ局の部屋で直接お会いすることにしました。

 すると、たけしさんは前日とは打って変わった様子で、「こんなお金のことで揉めたくない」と言ってくれ、笑顔で握手もしました。ただし、軍団のほうから説明を求めてくるかもしれないから、その時は対応してほしいと言われ、実際、彼らにも説明しました。これで理解を得られ、問題は解決したものと思っていたのです。

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