新元号、年内には期日発表? 朝日新聞が報じた「3月末に天皇陛下退位」

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首相のブレーンは…

 とはいえ、安倍首相のブレーンである八木秀次麗澤大教授は、

「朝日新聞の報道は結果として誤報にはならないと思います。天皇陛下は19年1月7日予定の『昭和天皇三十年式年祭』をご自身で執り行ないたい、そう強く望まれていると仄聞(そくぶん)しています。同時に、そうなるならば、政府主催で『御在位三十周年式典』も催さなくてはならないという話も聞こえてきていますから」

 こうお墨付きを与える。

 メディアは随分前から先を争い、「改元日特定」について躍起になってきた。

 口火を切ったのは今年1月の産経新聞で、〈新元号平成31年元日から〉と1面トップで報じている。宮内庁の西村泰彦次長はこれを受け、〈元日に皇太子さまが新天皇に即位し、新元号とすることは困難。1月1日は早朝から四方拝、歳旦祭の祭祀があり、新年祝賀の儀が行なわれる。両陛下は大事な儀式、行事を終日、連続して心を込めてお務めになっておられる〉と大要コメントしていた。

 宮内庁担当記者も頷くようにして、

「西村次長の言う通りです。付け加えると、12月23日は天皇陛下の誕生日で、25日は大正天皇の命日ですから、年末年始は非常に忙しい。ですから、このタイミングで譲位を行なうのが不可能なのは、政府も理解していたはずなのですが……」

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