池袋で「カレーパン博覧会」 三ツ星ロブションも登場

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 日本人は、なぜこれほどまでにカレーパンが好きなんでしょう?

「周囲は揚げたドーナツ生地で甘く、中はカレーで辛い。甘い・辛い・しょっぱいに、揚げ油の旨みが渾然一体となった日本人好みの食べ物だからでしょう。今や日本が世界に誇れる存在になりました」

 そう語るのは、カレー総合研究所・所長の井上岳久さん(49)。

「コンビニだけで1日に数十万個、多い時には数百万個単位で売られている。加えてホテルやデパート、街場のパン屋で売られる数を考えるなら、その市場規模は非常に大きいのです」

 そんなカレーパン人気を敏感に察知した西武デパート池袋本店が、「カレーパン博覧会2017」を開催する(9月29日〜10月1日)。

「池袋本店では、カレーパン愛好家が組織している一般社団法人日本カレーパン協会が主催する『カレーパン博覧会』を誘致、別館2階催事場で開催します。すでに昨年8月と今年4月に、デパ地下でフェアを実施、7日間でそれぞれ7500個、1万個を販売しました」(西武池袋本店広報)

 今回の“博覧会”にはどんな逸品が供されるのか。

「池袋での開催に合わせ、西武池袋線・山手線沿線を中心に、街のパン屋さんからホテルメイドまで、全国から180種類以上、約3万個を販売します」(同)

 初出展商品には、「神戸ビーフ食品直営店 鉄板焼 銀座888」の“神戸牛カレーパン”などがあり、

「神戸牛の旨味や甘みが感じられるカレーとサクモチ食感のパンのバランスが楽しめます」(同)

 どうです、鼻の穴が拡がりませんか。

 そんな中、注目を集めるのはあの「ロブション」だろう。ミシュラン三つ星シェフのジョエル・ロブションさんが腕をふるう逸品。

「ロブション氏監修の、厳選された材料と高い技術力、豊かな発想で創りあげたカレーパンです」(同)

“たかが”カレーパンに“されど”出展のロブションさん。そのお値段はまだ決まっていないという。

週刊新潮 2017年9月28日号掲載

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