絶対失敗しない! 平日夜7時からの3時間でディズニーランドを思いっきり楽しむ3つのデートプラン

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 カップルでディズニーランドに行くと別れてしまうなんて都市伝説がある。確かに激混みのディズニーランドに行って、何に並ぼうとか、何を食べようとか、ショーはどうしようとか相談しているうちに、優柔不断で決められない二人は険悪な雰囲気に。「もうあなたなんて知らない!」なんて彼女にそっぽを向かれてシュンとする…なんていうのは容易に想像がつくシチュエーションではある。

 それでもやっぱり、彼女とディズニーランドに行きたい!という強者に、今回は「会社を早く終えたあと、夜7時過ぎに入場し、閉園までのだいたい3時間でディズニーランドデートをどう楽しく回るか(※食事は閉園後イクスピアリで一杯飲みながらor簡単な食べ物を園内で食べることを想定)」という設定のもと、ディズニーランド通の堀井憲一郎さんに絶対に楽しく過ごせる3つのプランを伝授していただこう(以下「 」内、『恋するディズニー 別れるディズニー』より抜粋、引用)。

その1 オーソドックスなデートにお奨めプラン

19時 入園。
19時10分 スティッチ・エンカウンター。15分待ち。出てくると19時30分過ぎ。
19時45分 トゥーンタウン入り口脇で夜のパレードを見物。
20時10分 ガジェットのゴーコースター。5分待ち。降りてくると20時25分。
20時30分 シンデレラ城近くに移動して花火を見る。近くで何か買って、飲み食いしつつシンデレラ城が遠目に見えるところで待機する。
20時50分 プロジェクションマッピングを見る。
21時15分 ホーンテッドマンション。15分待ち。21時45分に出てくる。(ここでプーさんのハニーハントが30分待ちならそちらでもいい、この場合出てきたら21時55分)。
21時55分 カリブの海賊に乗り込む(プーさんのあとでも乗れる可能性は少しあります)。

 パレード、花火とショーをひとつずつと乗りものよっつですね。合計ななつ。上出来です。ショー、パレードを見て、ちょっとした乗り物に乗るという、わりと穏やかなパターンで、デートにお奨めです。

その2 知的なディズニー好き向けプラン

19時 入園。
19時10分 まず劇場型アトラクション、ミッキーのフィルハーマジックを見ましょう。10分待ち。出てくると19時30分。
19時40分 夜のパレード見学。フィルハーの少し先で見られます。
20時10分 ホーンテッドマンションに行きます。たぶん10分待ち。出てくると20時30分くらい。花火が見られます。
20時30分過ぎ 花火を見る。
20時50分 プロジェクションマッピングを見る。
21時15分 白雪姫と七人のこびとに乗ります。5分待ち。
21時25分 ピノキオの冒険旅行にも乗りましょう。5分待ち。
21時45分 スター・ツアーズに最後に乗ってみる。

 ほぼほぼファンタジーランド内で済ませているデートです。大人になるとこういうまわりかたをしないので、だからこそデートには向いているとおもいます。タイプによるのですが、でも、知的なタイプにはこういうまわりかたが向いているようにおもいます。

その3 間が持たないと地獄! ジェットコースター大好き2人組へのプラン

19時 入園。
19時10分 ビッグサンダー・マウンテンへ。30分待ち。19時45分に出てくる。パレードは最後の方が見られます。スプラッシュに向かう途中で立見しましょう。
20時00分 スプラッシュ・マウンテンへ。40分待ち。20時55分に出てくる。
21時00分 スペース・マウンテンへ。30分待ち。21時35分に出てくる。

 まあ、午後7時から入っても人気の3マウンテン(3ジェットコースター)に乗れるというまわりかたの例です。このあと、仕上げに、たぶん、もうひとつ乗れます。

 順当なところで、お馴染み最後のカリブの海賊、もしくはスター・ツアーズというところですが、どうせなら人気ものよっつめということで、プーさんのハニーハントへの挑戦はどうでしょう。

21時40分 プーさんのハニーハントへ。20分待ち。出てくると22時過ぎ。

 よっつしか乗っていませんが、かなり満足できるアトラクションよっつだとおもいます。ただし、このよっつに乗るのに、待ち時間合計が120分ちかくになります。3時間のデートのうち、2時間はただ並んで待っていることになってしまいます。間が持たないと地獄です。つまり、つきあってそこそこたつとか、お互い一緒にいるだけで楽しいとか、そういうカップル向けとなります。おそるおそるの手探りデートでこれをやると、たぶん、ひたすら疲れるだけだとおもうので、そういう人たちにはおすすめしません。

 ***

 最後に堀井さんにディズニー映画のような「プリンス」として振る舞うにはどうしたらよいか聞いてみた。

「男性は、ディズニーアニメの王子さまは、その存在が限りなく軽い、ということをきちんと理解しておくと、ディズニーランド&シーでのデートの助けになります。

 ディズニーランド&シー内では、男性はプリンスの役割を求められています。マッチョで、常に先頭に立ち、力づくで道を切り開く、というようなものはまったく求められていません。そういうことをやる人は、きちんと『悪役』に分類されます。シンデレラの王子さまのように、フェミニンで、そして彼女がただ彼女であるだけでいいと認めてくれる人を女性は求めています」

 さて上記プランを参考に、大好きな彼女とプリンスを気取り、楽しい楽しいディズニーデートに出かけてみてはいかがかな。

デイリー新潮編集部

2017年8月31日掲載

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