水害の救世主「24時間水に浮いていられる車」とは? バスタブのような構造で「水上で曲がることも可能」

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「約24時間は水に浮いていられる」

 今夏の日本列島を襲った集中豪雨。特に千葉県には甚大な被害をもたらし、冠水した道路で多数の車が走行不能となったことは記憶に新しい。

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「かつて東日本大震災でも多くの車が流され、水没しました。だから少しでも命が助かるように、“水に浮く車”を作りたいと思い立ったんです」

 と語るのは、横浜市に本拠を構える株式会社「FOMM」の鶴巻日出夫社長(64)。スズキやトヨタ車体などを経て独立した鶴巻氏が世に問うたのが、「FOMM ONE」。全長2585mm×全幅1295mm×全高1550mmと世界最小クラスのコンパクトさでありながら、一般道や高速道も走行可能な軽自動車規格の電気自動車(EV)だ。

 この可愛らしいEVはボディの内側を樹脂加工することでバスタブのような構造となり、ドアを閉めれば水に浮く。前輪ホイールに羽根型の切れ込みがあり、内部に引き込んだ水を後方に押し出す推進力で進む。ハンドルを切ると水の排出方向が変わり、曲がることもできるのだ。

「約24時間は水に浮いていられます。が、あくまでも津波や洪水などへの対応策であって、“水陸両用車”的に使われることはおすすめしていません」(鶴巻氏)

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