意外!「IWGP」「野ブタ。をプロデュース」が上位に入らない…いま見返したい「平成ドラマ」に “やんちゃ系” “学園もの”が挙がらない理由

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暗いドラマは見返したくない

 平成のドラマ界に強い印象を残した野島伸司の脚本作品も、票が分散した。『未成年』『人間・失格~たとえばぼくが死んだら』は各2票。『高校教師』を挙げた人はいなかった。

「総じて暗い題材が多く、もう一度見る気力を必要とする作品なんです。すばらしい作品でも、つらい話を改めて見るには今の自分に体力・気力がないとむずかしい」

 一方、野島が企画を手掛けた『家なき子』は5票で同率9位。少女を襲う不幸は過酷だが、宝泉氏は、現実から距離を置いて見られる物語性もあると捉える。

「強いせりふと、安達祐実さんの圧倒的な演技、過酷な境遇に負けずに生きる少女という、感情移入しやすい物語。写実的なドラマとは違って、ある種ファンタジーとして受け止められる部分があるのでしょう」

 医師が幕末にタイムスリップする『JIN-仁-』も同率7位。「現実から少し離れた世界へ連れていってくれる」ことが、見返す際の魅力になる場合もありそうだ。

「昼顔」には、わずか2票でも濃い告白

 不倫を描いた『昼顔』は、票数以上に濃い内容のコメントが印象的だった。

「自分も同じようなことをしていたから」(45歳女性)
「大きな声では言えませんし全部が全部ではありませんが、少しだけ自分とリンクする部分がありました。過去の話です(汗)」(56歳女性)

 見返したいのは、当時の禁断の恋を反芻したい意味もあるのかも?

 13年ぶりに新シリーズが始まった『救命病棟24時』にも、「江口・松雪のドラマを見たい」(51歳女性)と、松雪泰子が出演した第2シリーズを懐かしむ声があった。宝泉氏も、俳優への思いは見返す動機になると話す。

「『野ブタ。をプロデュース』ならもう芸能界を引退してしまった堀北真希さんを見たい、『リーガル・ハイ』なら出産で当分見られなそうな新垣結衣さんを見たい、という気持ちもあるでしょう。『VIVANT』で堺雅人さんを好きになって、『半沢直樹』や『リーガル・ハイ』へさかのぼることも考えられます」

 昔の自分に戻りたいのか、好きだった俳優に会いたいのか、それとも今の自分だからこそわかる物語を見たいのか。「もう一度見たい」の理由は、作品の数だけあるのかもしれない。

デイリー新潮編集部

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