意外!「IWGP」「野ブタ。をプロデュース」が上位に入らない…いま見返したい「平成ドラマ」に “やんちゃ系” “学園もの”が挙がらない理由
「やんちゃ」が、いまは少しまぶしすぎる
『IWGP』には、「青春だから。ほんとにいつまでもマコト(※長瀬智也演じる主人公)がカッコいい!!」(41歳女性)、「今はトップクラスの俳優たちの若い頃の瑞々しい演技を楽しみたい」(48歳女性)という声が寄せられた。
それでも上位には届かず、『タイガー&ドラゴン』も1票。両作の脚本を手掛けた宮藤官九郎の『あまちゃん』も3票だった。
「『IWGP』や『タイガー&ドラゴン』の、やんちゃで弾けた感じを、中年期のいま『懐かしい景色』として受け止めにくい。宮藤さんは評価の高い脚本家ですが、作風のクセが強いので、好みが分かれるのかもしれませんね」
名作としての評価と、「もう一度見たいな」と手を伸ばす気持ちは別だという見立てだ。
刑事・推理ものでも「見返したさ」に差が
『TRICK』は4票で、上位には届かなかった。ただし、1位の『古畑任三郎』、3位の『踊る大捜査線』も事件を扱うドラマ。刑事・推理もの全般が不人気なわけではない。
「事件そのものに加えて、そこで生じる人間ドラマや、登場人物同士の関係を楽しんでいる部分も大きいのでしょう」(宝泉氏)
謎解きをもう一度楽しみたいのか、それとも、おなじみの登場人物たちに会いたいのか。同じジャンルでも、見返したくなる理由はさまざまなようだ。
朝ドラ、長寿シリーズは「平成ドラマ」じゃない
先ほど触れた『あまちゃん』の不振について、宝泉氏は「朝ドラ」特有の事情も考える。
「そもそも『平成ドラマ』と聞いて、朝ドラや大河を思い浮かべないのでしょう。またタイパを意識してしまう令和の時代特有ですが、朝ドラや大河など長いドラマ作品を見返す時間がない、という感覚もあるかも。週6で放送されていた『あまちゃん』などは、全部見るとなると約39時間もかかってしまうのです」
長寿シリーズにも、別の難しさがありそうだ。『相棒』は2票。『科捜研の女』『ドクターX』は、今回の回答には見られなかった。
「シリーズが長いと、最初から追うのは大変。再放送でよく目にする作品なら、改めて見たいという飢餓感も生まれにくい。しかも平成から令和に続く作品は、“つい最近も見た”という印象になりやすいのかも。『平成ドラマ』という認識自体が薄い可能性もあります」
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