「末っ子はやっぱりできそこないなのかしら」中学受験を拒んだ息子への妻の態度がヒドすぎる…合格した娘を抱きしめ「才能がある」 50歳夫が抱いた不信感
“どタイプ”な女性と出会った
「ある日、先輩が『妻の友だちに会ってみる?』と言いだして。人に紹介されると気を遣うから嫌だなとは思いました、先方は僕の顔を知っているという。以前、会社でイベントがあったときに来ていたんだそうです。なんとなく僕を気に入ったから紹介してほしいと言われたんですって。『見合いというわけではない。友だちになりたいということらしい』と言われて会ったんですよね。完全に“どタイプ”でした。沙梨というんですが、彼女がイベントに来ていたことをどうして気づかなかったんだろうと思うくらい、外見がタイプだった」
話してみても好印象だった。すぐにつきあおうと彼から言った。少しわがままなところはあったが、それがむしろかわいく思えた。彼自身、本当はまだ結婚したいとは思えなかったが、沙梨さんは前のめりだった。
「彼女は20代のうちに第一子を産みたいとずっと思っていたと。出会ったとき彼女は28歳になったばかり。早く結婚して子どもがほしいのと真剣な表情で言うので、彼女の願望をかなえてあげたいと思って……」
結婚して長男が生まれたのは、彼が30歳、彼女がぎりぎり29歳のときだった。その後、長女、次男をもうけて、家庭は整っていった。沙梨さんも仕事を続けていたので、3人の子育ては大変だった。妻の実家近くの賃貸マンションで暮らし始めたのだが、だんだん手狭になっていき、35歳のときに中古マンションを購入した。
「沙梨の父親が頭金をかなり出してくれたので、月々のローンがそれまでの家賃より安く抑えられて助かりました。その分、義父には頭が上がらなくなったけど、義父はそういうことにはこだわらないタイプ。いい関係を作ることができていたんです」
妻は「え?」というタイプ
義父とはうまくいっていたが、肝心の沙梨さんには「え?」と思わされることが多かった。社会人として立派に働いているのに、彼女は「すべての決断は夫任せ」という女性だったのだ。それが「夫を立てること」だと思っていたらしい。
些細なことだが、子どもたちの保育園入園の際の書類も沙梨さんはほとんど読まずに、武龍さんに丸投げしてくる。「きみも読んでおいてよ」と言っても「あなたに任せる」と答えるだけ。
「ただ、沙梨は、子育てについて中学生から私立と決めていたようです。長男が小学校に入るとすぐお受験がと騒ぎ出した。どうやら裏では義母が沙梨を煽っていたようです。僕は時間があれば勉強を見ていたけど、私立中学の受験勉強は思ったよりむずかしく、教えるにも限度がある。そんなときも沙梨は、長男に『パパに頼りなさい』と言い含める。彼女は本当に僕を立てようとしているのかもしれないけど、僕にとっては異常にプレッシャーを与えられている気がした。それがだんだん沙梨への不信感、不快感につながっていきました」
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