東京の「中古マンション価格」が28カ月ぶりの下落! 「購入待機組」に朗報なのか?
“いま買っておく”のは合理的な選択肢
東京の中古マンションで起きている現象は、
「遅くとも来年春ごろまでには大阪や福岡といった他の大都市でも起こり得る」(高橋氏)
とされ、価格高騰への一服感が全国的に広がる可能性も指摘されている。
その後の展望については不透明さが漂うものの、三菱UFJ信託銀行が9月に公表した今年度上期のデベロッパー調査では、1年後の販売価格に関して「マンション・戸建て共に価格上昇が継続する」と予想。
都内の不動産仲介業者も、
「今は皆が様子見の状態ですが、中国人が退いた都心のマンション市場で台湾人富裕層の購入意欲は引き続き旺盛です。2億~3億円の物件なら、内見もせずに即金で買う客も珍しくない。ただ一向に住もうとしない彼らに“なぜ買った?”と聞くと、“台湾有事に備えたセーフハウスだ”と口をそろえて答えます。いずれにせよ、円安基調が続けば、外国人から見て日本の不動産がバーゲンセール状態である点に変わりはありません」
それらを踏まえた上で、前出の寺岡氏が語るには、
「現在の小康状態は年末まで続くとみられています。私の試算では、都内23区で仮に1億2000万円の物件を頭金なしの40年ローンで購入した場合、住宅ローン金利が1.5%を超えると、賃貸(月額33万円換算)のほうが月々の負担は軽くなります。今後の金利上昇圧力を考えれば“いま買っておく”というのは買い手にとって合理的な選択肢の一つといえるでしょう」
エアポケットのように突如生じた新局面。底値買いは望めなくても、検討を始めるには最適な“好機到来”なのかもしれない。
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