「風呂場から子どもの泣き叫ぶ声が…」妻の遺体を切断、川に遺棄した疑いの精神科医 近隣住民が語る不可解な生活

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 妻の遺体を切断し、川に遺棄したとして逮捕された兵庫県西宮市の精神科医、下村憲司容疑者(46)。裕福な医師一家に生まれ、自身も開業医として成功を収めていたが、家庭内には深刻なあつれきがあったようだ。

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 阪神尼崎駅の中央公園から延びるアーケード商店街のはずれ。下村容疑者が営んでいた「サン・メンタルクリニック」は、兵庫県尼崎市の下町的情緒あふれる一角にある。

「下村先生は穏やかな話し方をされ、本当に面倒見のいい医師でした」

 と、同院の患者は語る。

「私の精神状態が荒れていたときには、閉院時間を過ぎても、じっくり悩みを聞いてくれました。話を否定することはなく、いろんな雑談をして気持ちを和らげてくださった。そういえば、先生は『昔、バンドを組んでいたことがある』とも言っていました。カブトムシやクワガタを捕まえにいくなど、昆虫採集も趣味にしていたそうです」(同)

 院内には患者がひしめき、下村容疑者は地元でも評判の精神科医だったという。そんな良医が一転、兵庫県警に死体損壊・遺棄の疑いで9月30日、逮捕された。

 社会部記者の話では、

「前宅だった尼崎市の一軒家で昨年8月、妻の真実さん(41)=当時=の遺体の頭部や手足を刃物で切断し、近くの神崎川に捨てたそうです。下村容疑者は『妻と8月13日に口論し、翌日、彼女が出ていった』と昨年9月に行方不明届を出していました。その後、県警が彼に任意で事情を聴いた。供述に基づき今年9月17~20日に神崎川を捜索したところ、遺骨が複数見つかったといいます」

昨年夏から様子がおかしくなって……

 先の患者によれば9月15日、下村容疑者とは別のカウンセラーから電話がかかってきたという。

「突然、『クリニックは閉業になります』と告げられ、驚きました。振り返れば、先生は昨年夏から様子がおかしくなっていました。ボーッと遠くを見つめるような表情をしたり、声が弱々しく感じたりすることもあり、心配していたのです」

 兵庫医科大を2011年に卒業した下村容疑者は、同大病院などで臨床経験を積み、19年に開業した。今年1月に亡くなった父親は大阪大出身で、近畿大名誉教授でもあった眼科医の重鎮だ。

 下村家の事情を知る人物はこう言う。

「大阪府堺市のご実家は白亜の豪邸です。憲司さんは4人きょうだいの次男で、お兄さんと弟さんもお医者さま。家族仲がよく、毎年、それぞれ子どもを連れて何度も集まります。年の暮れには、皆でスキーにも行っていたそうです」

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