「留守居の美人若妻、白昼絞殺さる」…! 捜査員が“実直な銀行員の夫”に疑惑の目を向けた理由 昭和11年に起きた「巣鴨若妻殺人事件」の晴れない闇

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 昭和の時代、事件が流行語を生むことがあった。いまから50年前の昭和51年、元首相の逮捕にまで発展したロッキード事件では「記憶にございません」「ハチの一刺し」「ピーナッツ」……事件の与えた衝撃が、広く世間に浸透した証でもある。これから取り上げる事件は90年前の昭和11年、東京・巣鴨で起こった殺人事件。この時に生まれた流行語は「おたくのダンナは大丈夫?」だった。一体、どんな事件だったのか――。(前後編の前編)

 昭和11年1月12日、警視庁衛生部は新年度からダンスホールや映画館に空気検査係の専門技官を配置することを公表した。...

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