8歳年上の人妻上司の腕に“大きなアザ”が…「彼女を守らなければ」 深夜の神社で“心中未遂”に至るまで

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24歳で出会った8歳年上の人妻上司

 そんな「普通の人生」が一変したのが24歳のときだ。就職した企業で指導社員となったのが、8歳年上の優美さんだった。

「すでに結婚していたんですが、彼女は本当に素敵な女性でした。しっかりしていて厳しいところもあるけど、基本的には優しくて面倒見がよくて。先輩からかわいがられ、後輩には慕われていました」

 1年近くたって、指導社員なしで独り立ちをするよう上司から通達があった。とはいえ、仕事で迷うようなことがあれば、真っ先に優美さんに相談しようと岳人さんは決めていた。

「1年近くお世話になったので、ある日、お礼に食事でもと誘ったんです。『会社のシステムに則っただけだから、お礼は困る』と言われ、『じゃあ、僕という後輩と一緒に食事をしてください』と頼みました」

 彼女は快く受けてくれ、彼は気合いを入れてレストランを予約した。ところが食事を楽しんでいると、そこへ彼女の妹が走り込んできた。

「『お義兄さんが探してるわよ』と妹さんが切羽詰まった様子で言うのが聞こえました。優美さんも青ざめていましたね。どういう夫婦関係なんだろうと思ったのを覚えています」

「年に1、2回しかキレないから…」

 優美さんは食事途中で「ごめんなさい」とあわてて帰っていった。その数日後、「夫はふだんは優しいんだけど、不機嫌になるとものすごく束縛したり嫉妬したりする」と聞かされた。

「今でいうモラハラ、パワハラですよね。でも当時はそういう概念がなくて、夫を不機嫌にさせる悪い妻だと彼女は自分を責めていました。僕と食事に行くことは話していたそうですが、後輩と行くと言っただけで、後輩が男だとは知らなかったと夫は怒り狂ったそうです。店まで知らせていたので、夫はおそらく見に来たのだろう、そして妹を店に寄越したのだと言っていました。妹さんも義兄である優美さんの夫には、なぜかビビっていたようです」

 大丈夫、年に1、2回しかキレないから。でもごめんねと優美さんは謝った。今度は私がきちんとごちそうするからとも言った。だがそれ以来、岳人さんは優美さんが気になってたまらなくなった。

「あんな素敵な女性を妻にして、何が気に入らないのだろう。大事にできないならオレが彼女を守るしかないと心に誓いました。あるとき、彼女が何気なく腕まくりをしたとき、大きなひどい痣が見えたんです。彼女、あわてて袖を下ろしましたが、『年に1、2度なんですか』『不機嫌になるだけじゃなくて暴力まで?』と彼女に小声で問いただしたんです。そうしたら彼女が涙目になってしまって……」

 それから彼女は、彼に対して一気に心を開いた。夫にたびたび暴力をふるわれていること、夫は彼女の実家のめんどうも見てくれているので、妹も親も夫には逆らえないことなどを、涙ながらに話してくれたという。

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