もう「ちょい悪」の時代じゃない!モテる「令和のイケ爺」の条件…奥田瑛二・三浦友和・水谷豊が選ばれないワケ
お父さん犬、マスター、CMの「キュートなおじさん」
俳優陣について川内氏が指摘するのは、若い世代が親近感を持つ“入り口”の存在だ。
「北大路欣也さんは、なんといっても『お父さん犬』。あれで若い人たちにも親しみを持たれたと思います。重厚な役だけでなく、『三匹のおっさん』のような作品でも魅力を見せられる。コメディを含めて、幅広い役を楽しめる方ですよね」
同率8位の2人は、異なるタイプの色気を持つという。
「草刈正雄さんは、高身長に甘いルックス。とびぬけたビジュアルを持っていると、演技力そのものを評価してもらうためには、人一倍努力が必要になる。そういう意味でも努力家だと思います。若い女性が『一度デートしてみたい』と憧れるオジサマでしょう。
小林薫さんは、陰の似合う男。何かを背負っていそうな雰囲気があって、存在感がある。『深夜食堂』のマスターのような役が、実にハマっています。なんというか、刃物が似合いますよね(笑)」
7位・役所広司にも、重厚さとは別の魅力がある。
「『VIVANT』の役柄は最高でした。演技力も重厚感も、日本のトップクラス。どんな作品でも安定感があります。その一方で、マルちゃん正麺のCMではキュートなおじさんの顔を見せるでしょう。あのギャップがいい。プライベートもあんな感じだったら最高、と想像したくなります」
6位の柴田恭兵は、「あぶデカ」で見せてきた渋さと、装いへのこだわりが印象的だという。
「舘さんとのコンビが最高。陰と陽でいえば、柴田さんが陰。かっこよく年齢を重ねて、変わらず渋い。衣装も自前のスーツを使用するなど、おしゃれへのこだわりもすごい。男性にも『ついていきたい』と思わせる魅力があります」
「大御所がこんなことを!」マツケンの衝撃は古びない
3位の松平健と2位の郷ひろみには、画面越しにも伝わる陽気さとパワーがある。
「松平さんは、やはり『マツケンサンバ』で人生が変わりました。もともとは、舞台のお芝居に続く歌謡ショーで披露していたもの。それが、今も愛されている。古くならない名曲中の名曲ですね。
キンキラの衣装を着て腰を振る。大御所俳優がこんなことをするの、と世の中を驚かせた、あのころのまま。いつでも聴きたくなる、陽気な最高傑作だと思います」
時代劇での威厳ある姿を知っているほど、サンバを踊る姿の意外性が際立つ。若い世代には、まず陽気な「マツケン」として届く。そのどちらからでも、魅力を楽しめる存在なのだろう。
「郷さんは、派手で陽気でルンルンな“THE芸能人”。今、こういうキャラクターの歌手はなかなかいません。若い世代も、その若々しさに驚くでしょう。インスタグラムの使い方もうまくて、若い人たちにも受け入れられているのかもしれません。ずっとパワフルでいてほしいですね」
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