「35歳で入門し、スピード出世」 女性真打が二名誕生! 「いち・いちコンビ」ってどんな人?
伝統芸能の世界で、9月に真打昇進を果たした二人の女性に注目が集まっている。一人は落語家の春風亭一花(いちはな・39)、もう一人は講談師の田辺いちか(47)だ。
【写真を見る】「35歳で入門」「かつては声優、舞台俳優も」 異色の経歴を持つ田辺いちか(47)
全国紙文化部記者が言う。
「早くも“いち・いちコンビ”と話題ですよ。落語界では一花が14年ぶりに単独昇進を果たしました。女性の単独昇進は今回が初めてでもあります」
一花は2013年に春風亭一朝(75)の門をたたくと、25年には「NHK新人落語大賞」で見事優勝。早咲きの実力派として知られる。
「一花の真打昇進は昨秋の落語協会の理事会で決まりました。理事で、12年に21人抜きの単独昇進で注目を集めた兄弟子の春風亭一之輔(48)が“ちょっとお話があります。一花を単独で真打にさせていただけませんか?”と提案するや、トントン拍子で話がまとまった」(同)
真打昇進披露興行は9月21日で、会場は東京・上野の鈴本演芸場。この日は大型台風25号の影響で都内も強風と大雨に見舞われた。
「午後5時開演のチケットは完売していたものの、キャンセルも懸念されました。結果的に場内は多くの来場者で埋まり、冒頭の口上に登場した一花の師匠である一朝と落語協会の林家正蔵会長(63)も安堵していたのが印象的でした。トリで登場した一花が開口一番“嵐を呼ぶ真打です”とあいさつすると、会場は大きな笑い声で包まれました」(同)
声優、舞台俳優を経て、中国で日本語教師
一方の講談師・田辺いちかは、入門から12年で真打に昇進。通常は15年ほどかかるというから“スピード出世”といえる。
芸能デスクが解説する。
「いちかの真打昇進披露宴は9月27日に浅草のホテルで行われました。人気講談師の神田伯山(43)をはじめ、およそ350人が駆け付ける盛大なものでした」
本人はユニークな経歴の持ち主で、大学卒業後は声優や舞台俳優として活動したほか、中国で日本語教師を務めていた時期もある。
「14年に一念発起し、田辺一邑(65)の下に入門しました。35歳という遅いスタートでしたが、すぐに的確な人物描写と張りのある声、リズム感に富んだ高座で知名度を上げました」(同)
当時、ファンからは“スーパー前座”“スーパー二つ目”と呼ばれたという。
「ラジオのNHK FM『朗読の世界』で井伏鱒二、葉室麟らの作品を朗読したことも。“日本一チケットが取れない講談師”の伯山でさえ真打昇進に13年かかったのに、いちかの昇進はそれより1年早いんです」(同)
[1/2ページ]



