「50歳以降の女性“対策ナシ”で4割が骨折」 骨粗鬆症を遠ざける「三つの栄養素」と「取るべき食材リスト」

ドクター新潮 ライフ

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50歳以降の女性は「何も対策をしなければ、10人中4人が骨折」

 骨は20歳前後で完成し、「骨(こつ)代謝」という新陳代謝が絶えず行われます。古い骨を壊して吸収する「骨吸収」と、新しい骨を作る「骨形成」がバランスよく行われ、骨の健康が保たれるのです。

 ところが、このバランスが崩れる時がやってきます。性ホルモン(女性ホルモン・男性ホルモン)が減少する時期です。女性ホルモンには骨が壊れて吸収されるのを強力に抑制する働きがあり、男性ホルモンには骨が作られるのをサポートし吸収を抑える働きもあります。性ホルモンの減少によって、これらの働きも不十分になり、「壊して吸収」が「作る」を上回り、骨が弱くなっていくわけです。

 女性の場合、閉経前後の期間を含む更年期(おおむね45~55歳)に女性ホルモンの分泌が激減します。“ちょっとした日常の衝撃で骨折”という、今まであり得なかった経験をする人が出てくるのもこの時期です。50歳以降の女性は、何も対策をしなかった場合、10人中4人が骨折をするというデータがあります。

密度が高い骨でも、骨粗鬆症のリスクが

 男性の場合は、だいたい40~50歳代くらいから男性ホルモンが緩やかに減少し始めます。閉経という目に見える指標がないため、「まだまだ俺は」と思っている人もいるかもしれません。ですので、男性ホルモンが減少し、さまざまな不調が出てくる“男性の更年期”を「LOH症候群」と言いますが、これに該当するかどうか、チェックしてみることをお勧めします。代表的な症状を挙げると「“朝の現象”がなくなった」「“男性機能”が弱くなった」「疲れやすくなった」「筋肉量が減り太りやすくなった」。男性も骨が弱り、やがては骨粗鬆症になるとしっかり認識してください。

 また、「骨は、対策や治療が効果を発揮しやすい臓器である」ということもぜひ知っておいていただきたい点です。骨の新陳代謝は血管や軟骨などほかの組織に比べて圧倒的に速く、年間7~40%の骨が新しいものに替わります。骨を強くするための対策を講じ続ければ、骨粗鬆症と無縁でいることも可能なのです。

 ところでみなさんは「骨の強さ=骨密度(骨の量)」と思っていませんか? 骨粗鬆症は時に「骨がスカスカになる病気」とも言われますが、実は量が多く、密度が高くギュッと詰まった骨であっても、骨粗鬆症の可能性があるのです。

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