「あの神父、なんとなくニオうな」…昭和の未解決事件「BOACスチュワーデス殺し」を追った刑事の“告白”と、松本清張氏が小説で描いた“怒り”
週刊新潮にとっての「昭和三大未解決事件」といえば、〈3億円事件〉〈グリコ森永事件〉、そして1959(昭和34)年の〈BOACスチュワーデス殺人事件〉――通称〈ベルメルシュ事件〉である。
当時の花形職業、海外航空会社のスチュワーデス(当時の名称)に採用されたばかりのTさん(27歳)が、杉並・善福寺川で縊殺死体となって発見された事件だ。
捜査は難航したが、約2か月後、ベルギー人神父、ルイ・ベルメルシュ(38歳)が重要参考人として浮かぶ。だが、任意出頭による取り調べが始まるや、突如、母国ベルギーへ帰国してしまった。...

