“裏金議員”萩生田光一が留任できる「よく言えばマメ、悪く言えばヒラメ」の処世術 高市人事に及んだ麻生太郎氏の威光

国内 政治

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 高市早苗首相(65)の内閣改造・党役員人事で、萩生田光一幹事長代行(63)の留任が決まったと伝えられた。“裏金議員”の筆頭として知られる萩生田氏は、なぜ党中枢にとどまり続けられるのか。

「よく言えばマメ、悪く言えばヒラメ」

「萩生田氏は幹事長代行として、鈴木俊一幹事長(73)の代わりに与党内や野党との調整に汗をかいてきました。今や、萩生田氏が幹事長の役割を実質的に担っています」

 と、高市政権における働きぶりを解説するのは、政治部デスク。とはいえ、萩生田氏は旧清和会(旧安倍派)の幹部。他の裏金議員らが落選、あるいは要職に就けず冷や飯を食う中でなぜ現在の地位を占めるに至ったのか。

「彼は上の立場の人間にはよく言えばマメ、悪く言えばヒラメなんです」

 と評するのは自民党関係者だ。長く旧清和会を牛耳ってきた森喜朗元首相(89)だけでなく、麻生太郎副総裁(85)からも目をかけられているという。

「麻生さんはかねて、国民民主党の連立政権入りを画策してきました。先の国会中、萩生田氏は麻生さんの指示を受けて、水面下で国民民主党との関係構築に力を注いでいました」(同)

「あいつだけは頼む」

 そんな麻生氏の党内への影響力が最も具体的に表れたといえるのが、鈴木俊一幹事長を巡る人事だった。前出のデスクが言う。

「首相は昨年の総裁選で支援を受けた麻生氏の求めで、義弟である鈴木氏の幹事長就任を受け入れざるを得ませんでした。しかし、鈴木氏は党内外にパイプがなく、幹事長として力量不足。首相も鈴木氏を軽視し、年明けの解散についても相談しなかった。幹事長交代説が浮上した理由です」

 ところが麻生氏は8月25日、高市首相との昼食会で、鈴木氏の留任を強く求めたという。

「麻生氏は首相との50分にわたる件の昼食会で、“あいつだけは頼む”と鈴木氏の留任を最優先で要求したといいます」(同)

“表向きの幹事長”である鈴木氏、“実質的な幹事長”の萩生田氏……その双方に影響力を及ぼす麻生氏の威光が、一連の人事を巡る動きから浮かび上がる。

 9月17日発売の「週刊新潮」では、萩生田氏が大物政治家から寵愛されてきた政界遊泳術のほか、片山さつき財務相と高市首相の間に生じた“隙間風”などについて詳しく報じている。

週刊新潮 2026年9月24日・10月1日号掲載

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