逆玉の輿生活は結婚8年で暗転 跡継ぎになるはずが…「僕は種馬だったの?」49歳夫が巻き込まれた妻の一族の“秘密”
「うちの子たちをたぶらかすのはやめて」
ところが息子たちが優夫さんと会っていることが沙也佳さんにバレた。会うのは息子たちの意志なのだが、ある日、沙也佳さんの金切り声が電話口から響いてきた。
「うちの子たちをたぶらかすのはやめてほしいって。たぶらかしてなんていない、きみこそ僕の悪口を子どもたちに吹き込むのはやめてほしいと言ったら、『あの子たちはあなたの無能さがわからないのよ。結局、あなたは梨紗子と一緒にいるんでしょ。信じられない』とズケズケ言われました。息子たちは、『おかあさんはワンマン社長だから』『でも実はおとうさんに未練があるんじゃないかと思う』などと言う。僕が息子たちに会っているのがわかると、今度は梨紗子が不安がるようになりました。僕が戻ってしまうのではないかって」
子どもたちに会えれば、他に望むことはない。沙也佳さんとよりを戻すなどということはないからと梨紗子さんには言葉を尽くした。
僕は単なる種馬なのか
今年に入ってからも、沙也佳さんはときどき半分脅しのようなメッセージを送ってくる。うちの息子たちをたぶらかすな、と。どうなるかわかってるのと言われたこともあるが、成人した大人の意志を尊重しないのがきみのいけないところだと冷静に諭した。
沙也佳さんも大変な人生だったのだろう。子どもの気持ちが優夫さんに傾いていくのが怖くてたまらないのかもしれない。
「父親と沙也佳が手を組んで、僕は単なる種馬として求められたのか、あるいはあの当時は僕を尊重しようという気持ちはあったものの相性がよくなかったのか、はたまた僕があまりにも期待と違っていたのか……。不倫の噂も、まるで用意されていたかのように広まっていった。そのあたりの真実はわかりません。でも結局、僕らは子どもたちを犠牲にしてしまった。沙也佳はそう思ってないかもしれないけど、僕はずっと大きな罪悪感を背負ったままです。息子たちに会うのはうれしいけど、会うたび罪悪感が強くなっていくのも事実で……」
子どもたちとは未来永劫、縁は途切れない。そう思ったとき、このままではいけないと優夫さんは思い始めた。自分の生き方を、子どもたちは見ているはずだ。工場の仕事を続けながら、彼はもう一度、自分のステップアップを考えるようになったという。
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人生を立て直そうとしている優夫さん。記事前編では、母子寮で育った彼が「貧乏だけは嫌だ」と心に刻み、取引先社長から持ちかけられた縁談を受け入れるまでを紹介している。
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