「モノクロの家族写真を指差して“すっごく幸せやったんやで”と…」 中村玉緒さんが施設で語っていた勝新太郎への愛 勝の甥が明かす「舞台の袖で見せた天才エピソード」も

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【前後編の後編/前編からの続き】

 バラエティー番組では天然キャラで笑わせるだけでなく、自身も“グハハハ”と豪快な笑いを振りまき、お茶の間で親しまれた中村玉緒さん。6月9日、肺炎により86歳で他界した彼女は、生涯“勝新太郎の妻”であり続けた。ゆかりの人々が型破りな夫婦生活を振り返る。

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 前編では、勝新太郎が“市川雷蔵から奪った”と語る、中村さんとの交際の経緯や、勝の型破り過ぎるエピソードを紹介した。金遣いの荒さとギャンブル癖で知られていた勝だが、やがてシャレにならない負債がこの夫婦にのしかかってくる。勝が大映から独立してつくり上げた「勝プロダクション」が、81年、なんと12億円ともいわれる借金を残したまま倒産したのである。

「並々ならぬこだわりから、莫大(ばくだい)な製作費をかけた作品がコケてしまった上、手を出したクラブ経営も失敗。こうしたことが度重なった末の倒産でした。勝さんはディナーショーなどの活動、玉緒さんはバラエティー番組やCMで仕事をこなし、借金返済に奔走した」(芸能デスク)

「さりげなく、自分と玉緒さんとの溝を埋めようとしてくれた」

 勝のディナーショー時代に付き人を務めていたアンディ松本は、勝とのこんなやりとりを覚えている。

「ショーの会場の楽屋で、オヤジ(勝)に“玉緒どう思う?”と聞かれたんです。実は彼女とは、いざこざというほどではないけど、ちょっとやり合ったことがあって、あまりいい感情を抱いていないときだった。小さな声で“嫌いです”と言ったら、オヤジは“馬鹿野郎! 小さなこと、いちいち気にするな”。そして“お前みたいな奴を、玉緒は好きだよ”と。さりげなく、自分と玉緒さんとの溝を埋めようとしてくれたのだと分かってうれしかったね」

 その後も、受難は続いた。

「1990年、勝は米ハワイのホノルル空港で、パンツの中にマリファナとコカインを所持していたとして現行犯逮捕されました。“もうパンツをはかない”と記者団を煙に巻いた帰国後の会見も話題になりました」(前出の芸能デスク)

 こうした不祥事のたびに、中村はマスコミの矢面に立ち、頭を下げ続けた。

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