「脅せば、屈服する」アジア勢を見下していた英軍を返り討ちにした「薩英戦争」の真相

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 19世紀に起こったヨーロッパとアジアの戦争は、前者が後者を徹底的に打ち負かす一方的なものであることがほとんどであった。そのような中で、アジア側が一矢を報いた、あるいは互角の戦いをしたと評価される数少ない事例が「薩英戦争」である。

 生麦事件の余波から火ぶたが切られた薩英戦争は、圧倒的な軍事力を誇る英国に対し、薩摩藩が互角に渡り合った異色の戦役であった。そして、砲火が交わる中で相互への敬意が芽生え、のちに深い協力関係へと転じ、幕末日本の進路を大きく変えていくことになる。...

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