“権力の絶頂”は総裁に選ばれる直前… 古市憲寿が指摘する「高市早苗新総理」の勝負時
どうしても欲しかったものなのに、いざ手に入れたらすぐに飽きてしまう。誰にでも心当たりがあるのではないだろうか。快楽順応という言葉もあるが、人は幸せにすぐ慣れてしまう。欲しかったかばんを手にしても、すぐにそのかばんの存在が当たり前になり、満足感を得られなくなる。ずっと憧れていた結婚をしても、幸福は長くは続かない。「欲しい」と「好き」は違うということなのだろう。
似たようなことは権力にもいえる。先月自民党の総裁選挙があり、紆余曲折を経て新しい総理大臣が決まった。...


