5回もメジャー・デビューした歌心りえ、長い“下積み時代”経て30年越しにブレイク! 50代で全国ホールツアー開催までの「軌跡」と「奇跡」

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 2025年4月、日韓共同の歌姫オーディション番組『トロット・ガールズ・ジャパン』のファイナリストを経てメジャー・デビューを果たした、歌心りえ。インタビュー第1弾では、応募に至るまでの葛藤や、「道化師のソネット」や「つばさ」など話題となった数々のカバー曲について語ってもらったが、この第2弾では、それ以前の下積み時代について触れてもらった。

「歌心りえ」を名付けたのはデビューより10年以上前だった

 その前に、普段、どんなふうに音楽を聴いているのか尋ねてみると、

「YouTubeを使って、仕事で歌う曲を確認することが多いですね。あとは、娘が車で好きなアニメや“歌ってみた”系の曲をずっとかけているので、それを一緒に聴いています。最近は、ナナヲアカリさんの「明日の私に幸あれ」のフレーズにある ♪眠くなったら寝る、お昼過ぎに起きる~ がお気に入りです。“自分のペースでやろうね”というメッセージ性がいいなと思って。あとは、トロットガールズの出演者のInstagramをチェックする際、ストーリーズで流れたBGMを聴いて、“こういう曲が流行っているんだ~”って気づかされます」

 歌心はこれまで、男女3人組ユニット「Letit go」、女性2人組の「Ciao」、女性ソロの「Rie」、女性3人組の「September」、そして現在に至るまでの女性ソロ「歌心りえ」と、何度も活動形態や名前を変えてデビューしてきた。まずは、「歌心りえ」の名前の由来を尋ねてみよう。

「名前を付けたのは、今回のメジャー・デビューより10年以上も前なんですよ。Septemberの活動の合間に、パソコンで動画を撮ってYouTubeチャンネルを開設しようかなと思ったんです。ただ、“Rie”だと他にもたくさんいらっしゃって検索に引っかからない。そこで、ずっと“歌は心”をモットーに活動してきたこともあり、この2文字をくっつけて“歌心りえ”なんていいかも?と思いついたんです。それからは、“みなさん、こんにちは~、歌心りえのボイストレーニング!”とか言いながら、動画を撮っていました」

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