“世界から一番遠い種目”110メートル障害で日本人選手が大記録! 「彼ができるなら私も、という集団心理が働いている」
「スタジアムを改名させよう」と冗談交じりに
110メートル障害は、ひと昔前まで“世界から一番遠い種目”と言われていた。
1981年当時の日本記録と世界記録の差は1秒13。距離に換算すると、実に10メートル近い開きがあった。
しかし、近年は逆に“世界に一番近い種目”に変貌しつつある。
8月16日に福井県営陸上競技場で行われた大会の男子110メートル障害決勝で、村竹ラシッド(23)が12秒92の日本記録を樹立した。
スポーツ紙記者が語る。
「会場は、2017年に桐生祥秀が100メートルで日本人初の9秒台を出したことにちなみ、『9.98スタジアム』と呼ばれています。...

