突然の別れから40年…当時の事務所社長が語る「坂本九さん」最後の日 紙袋かぶって歌った「アニメになりそうなキュートな人」
『上を向いて歩こう』『明日があるさ』など、今も歌い継がれる曲を歌い、1985年8月12日に帰らぬ人となった坂本九さん。そんな彼を間近で支えてきた当時の所属事務所社長が振り返る、坂本さんの歌に対する思いと、あの日のこと――。(前後編の後編)
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1961年の『上を向いて歩こう』のヒットによって、海の向こうでもその存在が知られるようになった坂本さんは長い間、第一線を走り続けていた。本業の歌手の仕事より、マルチタレントとしての仕事が増えてくると、かつて歌手としての人気ぶりにも翳りが見え――。...

