すでに“50万人”以上が犠牲に…いまアメリカを襲う“史上最悪の麻薬危機” フェンタニルが全米を席巻するまでの麻薬汚染の実態とは

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 製薬会社「パデュー・ファーマ」が開発・販売した麻薬性鎮痛剤「オキシコンチン(OxyContin/成分名:オキシコドン=oxycodone)」が、アメリカのオピオイド危機を招いたことは、2025年3月17日配信の記事(【「1年で10万人」が犠牲に…全米に蔓延する「オピオイド禍」最大の元凶は350億ドルを荒稼ぎした「製薬会社」だった】)で述べた通りだ。

 1990年代後半から現在までにオピオイドによって50万人以上が命を落としたとされ、アメリカの麻薬史上、類をみない深刻な事態に陥っている。...

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