猿之助の身柄がある日本最大の留置施設 いま同じ屋根の下にいる意外な有名人との奇縁

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最後の晩餐は「うどん」

 一家心中を図って死亡した両親のうち、母親の自殺を幇助(ほうじょ)したとして逮捕された歌舞伎俳優の四代目市川猿之助こと喜熨斗孝彦(きのし・たかひこ=47)容疑者は、警視庁捜査1課の調べに対し、淡々と応じているという。

 事件の起きた5月18日の前夜、猿之助は「女性セブン」で自身のハラスメントに関する記事が出ることを両親に打ち明けた。そこで「こんなことを書かれたら、もう生きていても意味がない。家族みんなで死のう」ということになった。そして、猿之助に処方されていた睡眠薬を用意し、

「(事件発覚の)前の晩に家族3人でうどんを食べたあと、薬を水に溶かして飲んだ」

 と供述しているという。

「切ないなあ、と思いました。これから死のうと決断した家族ですすったうどんは、どんな味だったのか。いや、もう死ぬと決断したのだから、生きているうちの最後の思い出に、うなぎとか寿司とか、もっといいものを食べようとは思わなかったのか」(社会部記者)

 最後の晩餐に何を食べるかは、それぞれとして。普段の猿之助の食事は質素なものだったという。事件の起きた当時は、明治座で公演中だったが、

「高級料理店や有名店ではなく、猿之助さんが舞台を終えて帰宅前にとる食事は、自宅の近所にあるカレーやパスタのチェーン店など、ごく普通のものです。この手のお店は、従業員が外国人の方が多く、猿之助さんだと気づかれることはまず無かった。実際、猿之助さんの普段の生活は本当に質素です。うどんを食べたというのも、たまたまその時にあった食材で用意したのではないでしょうか」(梨園関係者)

 現在は、警視庁の留置場で米飯、パン、麺類を主食に、1日にとる総カロリー量を厳密に決められた食事をとっている猿之助は何を思うのか。

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