100歳まで生きる人に共通する性格傾向、なってはいけない疾患は? 慶應大・百寿総合研究センター長が明かす

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高齢者にこそ必要な「コミュ力」

 もうひとつの外向性の高さは、要するに人付き合いが良いことを意味します。人の輪の中にちゅうちょなく入っていけたり、コミュニケーションをとったりするのが苦にならない方が、百寿者の中には多かったのです。

 例えば平均寿命を超えて90歳になると、同じ年の方々との友だち付き合いはどうしても減り、困難になっていきます。こうした環境で、外向性が高い方は、年下のグループにも積極的に入っていける。そうやって人付き合いを維持し、孤立を防ぐ。その結果、認知機能も高いレベルにとどまることができているのではないでしょうか。

105歳以上は激減

 そして何よりも驚いたのは、先に述べたように百寿者でADLが高く、自立している方は2割に過ぎないという調査結果でした。「百寿者=健康長寿のお手本」とは言い切れないことになります。しかも、その後の追跡調査の結果、100歳の時点で自立できている方は、105歳以上まで長生きされる可能性が高いことが分かったのです。

 なお、110歳まで到達された方を「スーパーセンチナリアン」、105歳まで到達された方を「超百寿者(セミスーパーセンチナリアン)」と分類していますが、ADLに関する調査結果は何を物語っているのでしょうか。それは、健康長寿の生きる見本としては、百寿者より超百寿者のほうがふさわしいのではないかということです。つまり長寿を分析するには、百寿者研究に加え、「超百寿者研究」が必要となるわけです。

 ちなみに、百寿者は総人口の1600分の1いますが、超百寿者は2万分の1とガクンと少なくなり、極めて稀少な集団です。スーパーセンチナリアンに至っては90万分の1にまで減ります。

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