乱闘で「長嶋茂雄」を殴った“唯一の男” 監督時代はおとなしい選手より“闘志みなぎる”選手を好んだ一面も

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 現役時代に「燃える男」と呼ばれた長嶋茂雄氏だが、監督時代にも乱闘シーンで怒りをあらわにし、時には審判に激しく抗議するなど、“燃える指揮官”だった。そんな熱いシーンの数々をプレイバックしてみよう。【久保田龍雄/ライター】

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 乱闘の最中にエキサイトした相手チームの選手に殴られるという“仰天伝説”が語り継がれているのが、1978年7月10日のヤクルト戦である。

 巨人が1点を先制した直後の1回2死二塁、5番・シピンが鈴木康二朗から左肘に死球を受けたことが、騒動のきっかけだった。...

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