奄美大島「ジュラシック・ビーチ」の危機に立ち向かう仏男性 運命を変えた“グーグル検索”

国内 社会

  • ブックマーク

Advertisement

ご先祖様の血?

 ブロックを運ぶブルドーザーが砂浜の真裏にあるジョン・マークの自宅の横を横切り、いまにも護岸工事は着手されようとしている。気が気でない日々が続く。テントを張った反対派らによる「座り込み抗議」も昨年11月末から始まった。サーファーとして日本各地のビーチを訪れてきたジョン・マークも、

「子供時代から好きだった日本の自然の浜辺が、各地でコンクリート護岸で破壊されているのを見続けてきた。今回で海岸が破壊されるのは最後にしたい。建設するなら砂丘と一緒にブルドーザーで俺を潰していけ!」

 との覚悟を口にする。

 ジョン・マークは、幕末期の潜伏キリシタンの中心人物、高木仙右衛門(たかぎ・せんえもん)の末裔だという。長崎・浦上の地で起きた弾圧事件「浦上四番崩れ」では、残虐非道の拷問に耐え抜き、ただひとり棄教せず信仰を貫いた。聖名は「ドミニコ」。その存在も彼の心の拠り所のようだ。

「信念のために命を懸けて戦った先祖がいることを思い出すと、本当に励まされます。僕も命がけで戦います。砂丘踏むなら俺を踏め!」