桂文枝が「新婚さんいらっしゃい!」引退 8年を支えた「愛人の告白」と「文枝の弁明」(後編)

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とても驚いているんです

 MCを務めるテレビ朝日系のご長寿トークバラエティー「新婚さんいらっしゃい!」からの勇退を表明した桂文枝(78)。その彼との関係についての女性の告白は前編でお伝えした通りだが、今回は文枝本人が弁明する。(週刊新潮2018年1月18日号掲載の記事などに加筆・修正しました。肩書や年齢などは当時のママです)。

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「正直言って彼女の告白にはとても驚いているんです。以前は、僕の落語を聞いて『元気になった、本当に有難う』と言ってくれていた人なんですよ。落語会のたびにお土産も持ってきたり、優しい人やなあと思っていたんですけどね。何で急にあんなことを言い出すのでしょうか」

 そう話すのは、上方落語協会の会長にして関西落語界の大御所・桂文枝師匠本人である。師匠の言う「彼女」とは、前編でお伝えした「最後の女性」、夏目恵美子さん(56)=仮名=のことだ。

1人で行ったことはありません

 今回は、文枝師匠に直接インタビューし、恵美子さんとの関係を聞いてみた。

「彼女は踊りの師匠をやってるんです。僕も芸に生きる人間として共感するところがあった。それで、踊りを習おうか、ということになって、弟子と一緒に家に何回か行くようになりました。8年前のことです。でも、彼女の家に1人で行ったことはありません。途中まで弟子を連れて行って、待たせておいて会うことはありましたけどね」

「一人暮らしの女性なんで、長居してはいけないと思ったけど引き止められたこともたびたびあったんですよ。ご飯も御馳走になるつもりはなかったけど、彼女が『ご飯作りました』と言ってくるわけです。そうしたら『要りません』と帰るわけにはいかんでしょう」

 改めて説明しておくと、恵美子さんは日舞を教えている独身女性である。2人の出会いは、2008年の暮れのこと。彼女が大阪の寄席に立ち寄ったことがきっかけで知り合い、その後、頻繁に寄席に通うようになる。やがて、文枝師匠は彼女の家(神戸市)を訪れるようになり、2階の彼女の寝室にも出入りする仲になった。

 この点は文枝師匠も認めているが、恵美子さんによると、彼の釈明には事実と食い違う点があるという。

添い寝してくれるような感じに

 文枝師匠は弟子を連れて来ることもあったが、1人で訪れることの方が多かったという。やって来るのは午後や夕方、時には、午前中のこともあった。帰宅するときは、切符の買い方を知らない文枝師匠を大阪駅まで送っていったこともある。自宅のようにくつろぐ文枝師匠は彼女に「将来は俺の介護をして欲しいんや」と囁くようになった。

 間もなく2人が男女の関係になったのは、自然な流れだったと恵美子さんは振り返るのだが――。文枝師匠はこう話す。

「(彼女の部屋に行ったのは)『2階へどうぞ』と、誘われた感じでした。そのうち、添い寝してくれるような感じになりましてね。横になって、僕の好きなレコードをかけてくれたこともある。身体を揉んでくれたこともありました。とても優しい人やと思ったから『歳いったとき、介護頼むわ』ぐらいは彼女に言ったかも知れません」

「まあ、それっぽいこともあったかも分かりません。彼女がネグリジェを買ったから(着てもらったり)とか。でも、肉体関係はなかったんですよ。彼女の部屋で横にはなったけどそれ以上のことはなかったということです。少なくとも僕の中ではなかったと思っている」

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